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  • 介護業界を「能動的な体質」にしたい!情報誌・イベント・講演・SNSなど様々なツールで介護の「今」を発信。「暮らしの中に普通に介護がある社会」目指す。

DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

瀬口 雄一郎(ノッポさん)
株式会社クレセント代表取締役・一般社団法人全国健康介護協会代表理事・株式会社セイホー取締役

介護業界を「能動的な体質」にしたい!
情報誌・イベント・講演・SNSなど様々なツールで介護の「今」を発信
「暮らしの中に普通に介護がある社会」目指す

あなたのお仕事について具体的に教えてください。

愛知県大府市と東海市で「ノッポさんのデイサービス」という屋号で、地域密着型デイサービスを運営しています。

また愛知県の介護に関する情報誌「介護情報誌 クレセント」を年に10回、1回3000部発行し、愛知県内だけでなく希望する方がいれば全国に発送しています。このクレセントを軸に、現在では介護情報サイトの運営、介護に関するイベントの企画や講演活動、書籍の執筆、各種SNSやYouTube、オンラインサロンなどを通じて、介護業界の情報を広く全国に発信する活動に力を入れています。

最近は中学校や高校からの依頼で、生徒たちに介護について伝える特別授業も行っています。

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

私は福祉系の大学を卒業しましたが、福祉の道には進まずに、商社で13年間勤務しました。後に出版社に移ってセールスプロモーションとリスクマネジメント業務を担当しました。セールスプロモーションの一環として、イギリスの高級車メーカーであるアストンマーチンと組んでSUPER GTのレーシングチームを立ち上げて、そこの監督に就任するなど、十分に目的を達成したこともあり、2013年に退職をしました。そのときに、母が病弱だったこともあり「せっかく福祉系の大学に進学させてくれたのだから、母が元気なうちに福祉業界で働く姿を見せてあげることが一番の親孝行だろう」と考え、介護事業をスタートしました。

しかし、実際に自分が介護業界に身を置いてみて、介護業界の「内向き思考」に驚きました。情報発信も介護業界内に向けたものが殆どですし、「介護業界では知らない人がいない有名人」でも業界外では全く知名度ゼロなどという人も沢山いました。私は、介護は介護事業者だけが行うものではなく、CSRやSDGsなどと同様に全ての事業者・国民が意識を持ち、積極的に関わるべきものだと考えています。厚生労働省だけでなく経済産業省や文部科学省なども巻き込んだ「オールジャパン」の体制で「暮らしの中に普通に介護がある社会」を目指す必要があると思っています。その実現のためには、介護業界に身を置く立場の人間自身が、もっと外に向けた情報発信を行う必要性があると実感し、17年にクレセントを創刊しました。

あなたの強みは何ですか?

情報発信力です。例えばFacebookやTwitterなどSNSの私のフォロワーや、SNS上で私が参加しているグループ・コミュニティのメンバーの総数は10万人以上になりますので、私の考えや発言を10万人以上に届けることができます。私が運営するデイサービスでは、開業以来1回もケアマネジャーに営業に行ったことがありません。SNSなどでの情報発信と、それから派生する口コミや紹介だけで利用者を確保し続けてきました。こうした情報発信の必要性や効果の高さについて身をもって実感しているからこそ、これまでの介護業界とは異なるスタイルでの情報発信が可能になります。

また、通算で21年間介護以外の世界で活動してきたことあり、介護業界での「常識」や「慣習」にとらわれない取り組みが可能なことも強みであると実感しています。介護業界の人たちは、「熱意」や「想い」は十分にもっていても、介護保険という公的な制度の中で事業をしているために、どうしても視野が狭くなり、柔軟な発想ができてないことも多いのではないでしょうか。

あなたの使命とは何ですか?

「若い人たちの力によって、介護業界を能動的な体質にする」ことです。

例えば介護現場で働いている人たちに「勤務先の事業所を自分の親に利用させたいと思うか。将来自分が利用したいと思うか」と聞くと「利用させたくない。利用したくない」という回答が多く聞かれます。自分たちの提供しているサービスが市場のニーズに合致していない、サービス品質が十分でことを自ら認識しているにも関わらず、それを改善しようという思考・動きがありまません。正しく言えば、若い介護職などの中には、現状に問題意識を持ち、変革を目指す熱量の高い人が大勢います。しかし勤務先の「今のままで問題ない」「人手や資金がないので仕方がない」などという意見に潰されてしまっているのが現実なのです。

しかし、日本の介護保険財政の先行きなどを考えても、介護事業者にとっては国の資金・制度に依存しない事業をいかに確立させるかが喫緊の課題です。「今のままでは問題だらけ」です。介護を変革させようという若い人たちが十分にその能力を発揮でき、これまでにないサービスを構築し、その情報を世界中に発信できる社会を作っていくことを目指します。

最後にあなたのこれからの夢を聞かせてください。

私の様な「発信者」を介護業界にどんどん増やしていくことです。そして、いずれは若い世代にその役割を託して行きたいと思います。

例えば、自らの事業所のPRひとつとっても、個性の無いパンフレットを持って、ケアマネジャーに単に「お願い」にいくことが営業だと思っているのが介護業界です。プレゼンテーションという思考がまったくありません。「自分たちの事業所は何ができるのか」などのセールスポイントを、映像などを駆使して万人の目を引くような形でアピールできるような若い感性がどんどん介護業界に生まれてくることを期待しています。

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