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COLUMN

お悩み解決コラム

これからは、高齢者も地域を共に支える側に。

2021/12/09

最終更新日:2021/12/09

高齢社会の現状

テレビやニュースで【2025年問題】を聞いたコトがありますか?2025年問題とは、団塊の世代が75歳を迎える時に、日本の高齢者人口の割合が大変多くなるコトです。では、その時私たちの地域社会はどうなっているのでしょうか。介護や暮らしの支援が必要な高齢者がとても増加し、より深刻な介護人材不足が考えられます。国や行政は、介護人材不足にならないように、いろいろな対策や取り組みをしています。

また、最近では元気な高齢者も地域にたくさんいらっしゃいます。昔は高齢者と言うと、自宅でのんびり過ごしたり、近所をお散歩したり等のイメージでした。しかし現在では、老いに対する考え方が変化して来ています。生きるというコトは、“やりたいコトをするために、元気で居るコト”なのです。

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高齢化率

我が国は2010年に、65歳以上の高齢者が2,900万人を超え、国民のほぼ4人に1人(23%)が高齢者(総務省「平成22年国勢調査」)という、【超高齢社会】を迎えました。2025年には、1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれた団塊の世代が75歳を超え、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上となり、【超超高齢社会】を迎えると予想しています。

世界保健機構(WHO)の定義では、総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合が7%を超えたら【高齢化社会】、14%を超えたら【高齢社会】、21%を超えたら【超高齢社会】と言うそうです。そして28%を超えると【超超高齢社会】です。令和2年9月20日の敬老の日に、65歳以上の高齢者は3,617万人になりました。高齢化率は28.7%と総務省が発表しました。ですので、2025年を待たずして我が国は、【超超高齢社会】を迎えたのです。

地域共生社会

前述した通り、高齢者がやりたいコトをするために、元気で居るために、高齢者の環境を整えたり、支えたり、社会全体の協力が必要不可欠です。高齢者本人の病気やケガ、老化にとらわれず、周囲の環境のサポート(介護等)が整えば、住み慣れた自宅や地域での生活が出来るようになります。

加齢に伴う心身の変化は、誰にでもあります。いつ、どのような状態になっても、自分らしい生活を送るコトが出来るように、環境を整えれば、人生に幸福を見い出すコトが可能になると思います。これからの日本は、【高齢者は支えられる側】としてだけ捉えるのではなく、様々な地域活動の担い手として、【高齢者も地域を共に支える側】として期待されているのです。

住民が主体となった支え合いの仕組みづくりが始まった今、地域や社会と繋がりたい!誰かの役に立ちたい!と考えている皆さん、高齢者になっても安心して暮らし続けるコトが出来る、地域社会の実現を目指して行きましょう!

この記事を書いた人

加藤 英明

介護福祉士/主任介護支援専門員

社会福祉法人熊谷福祉の里にて、特別養護老人ホームクイーンズビラ桶川副施設長として従事する。介護講師や地域福祉団体『埼玉県央ケア協会』の共同代表として、県央地域を中心に地域福祉向上のため活動中

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