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介護で30代未経験の転職が歓迎される理由とは?転職成功のコツも解説

2024/10/06

最終更新日:2024/10/06

「30代で未経験なら、介護への転職は難しいかも」と、年齢を理由に転職をためらっていませんか。

一般的に35歳を過ぎると転職は厳しくなると言われているため、転職できるか不安な方もいるでしょう。しかし、介護業界では幅広い年代の方を歓迎しており、30代からでも問題無く転職できるのです。

本記事では、30代未経験の方でも介護へ転職できる理由を取り上げ、介護に転職するメリットや転職を成功させるコツなどを解説します。

本記事に最後まで目を通し、自信を持って転職活動をしてください。

介護への転職は30代でも問題ない

結論から言うと、介護への転職は30代といわず、40代でも50代でも問題ありません。

ほかの職種の場合、30歳の半ばを過ぎると転職は厳しいと言われることも多いようですが、介護業界では事情が違います。

ここでは、30代での介護転職に関する以下の項目について解説します。30代で介護への転職を迷っている方は、本章を参考にして自信を持って転職活動に挑んでください。

  • 介護業界で30代は若手
  • 30代なら正社員での採用もある
  • 30代なら職歴が無くても採用される

介護業界で30代は若手

介護業界で30代は若手とされるため、年齢を理由に門前払いされることはないでしょう。

実際に「令和5年度の介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」では、介護に従事している人に占める30代の割合は16.9%ほどです。そのほかの年代については、以下の表のとおりです。

介護従事者全体に占める各年齢の割合
30歳未満6.3%
30歳代17.0%
40歳代28.0%
50歳代26.8%
60歳代15.2%
70歳代3.2 %

上記の表でわかるように、介護に従事している方は40代〜50代が中心で、60歳代の方も多く活躍しています。

一方、20代〜30代の若手職員の獲得に苦労しているため、30代転職希望者は歓迎されることがあっても、嫌がられることはまずありません。

参考:介護労働安定センター「介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」

30代なら正社員での採用もある

30代は若手とされるため、未経験でも正社員で採用される可能性があります。

介護業界は人手不足の状態が長く続いているにもかかわらず、高齢化の影響で介護ニーズは高まっている状況です。

そのため、30代の転職希望者はぜひとも施設が欲しいと考える人材であり、未経験でも正社員として迎えたいと思うでしょう。

少し前の資料になりますが「令和元年度の介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」では、介護業界における正社員の割合は61.9%と、全産業と比較しても遜色ありません。

そのため、貴重な若手である30代の介護職員は将来を担う人材と捉え、未経験でも正社員として採用したいと考える介護施設は少なくありません。

参考:介護労働安定センター「令和元年度 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」

30代なら職歴が無くても採用される

30代なら職歴が無い方でも、介護業界で採用される可能性があります。

前述のとおり介護業界は人手不足の問題に直面しているため、たとえ職歴が無い方でも熱意や意欲が高ければ、将来性に期待して採用を検討するでしょう。

実際に介護労働安定センターによる「令和元年度 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」では、介護職に就職した方の17.7%は前職がない方でした。

また、長年特養において人材採用を担当した筆者も、求人応募者の職歴よりも本人の意欲や将来性を重視していました。

以上の理由から、30代で職歴が無く将来について悩んでいる方は、介護業界への就職を検討してみてはいかがでしょうか。

参考:介護労働安定センター「令和元年度 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」

30代転職者が知っておきたい介護の業務内容

介護の仕事といっても、どのような介護サービスを提供しているかで、業務の内容はかなり変わります。

それゆえ、就職してから「自分に合わなかった」と後悔する前に、どのような介護施設があり、どのような業務を行っているか把握しましょう。

以下に、代表的な介護施設の特徴と業務内容を表にしました。自分がどの施設に合っているか、参考としてください。

施設名特徴業務内容
特別養護老人ホーム24時間体制で介護を提供主に要介護3以上の方が対象長期的な入所が可能身体介護(食事・入浴・排泄の介助)生活援助(掃除・洗濯)レクリエーションの支援健康管理
老人保健施設24時間体制で医療と介護の両方を提供リハビリテーションを重視し、在宅復帰を目指す身体介護(食事・入浴・排泄の介助)日常生活の支援リハビリテーションのサポート医療ケア(看護師と連携)
グループホーム認知症高齢者が少人数で共同生活を送る施設家庭的な環境での介護を提供し、利用者の自立支援を目指す日常生活の支援(料理・掃除・洗濯のサポート)認知症ケアレクリエーション活動の支援身体介護(食事・入浴・排泄の介助)
デイサービス日中に通所して介護やリハビリを受ける施設在宅で生活する高齢者の外出機会を提供送迎サービス日中の活動支援(リハビリテーション・レクリエーション活動)身体介護(食事・入浴・排泄の介助)
有料老人ホーム民間企業が運営する施設介護付きや自立型など多様なタイプがある生活の質を重視したサービスを提供身体介護(食事・入浴・排泄の介助)日常生活の支援(料理・掃除・洗濯のサポート)レクリエーション活動の支援健康管理その他のサービス(美容・買い物代行など)

30代で介護に転職して成功する人の特徴

介護は人を相手にする仕事のため、人によって向き不向きがあります。ここでは、介護職に向いている人の特徴を解説します。

本章を参考にあなたが介護職に向いているかどうか見極め、介護の仕事へ転職するかどうかの判断材料としてください。

相手の気持ちに寄り添える人

相手が何を思い、何を感じているのかを考え、その気持ちに応えようとする共感力の高い方は、介護の仕事に向いています。

介護サービスを利用している方のほとんどは、仕方なくサービスを利用しています。できれば、他人の世話にならずに自立したいと考える方もいるでしょう。

そのほかにも、認知症を患った方や重い病気の方も多く、悩みを抱えている利用者さんは少なくありません。

そのため、利用者さんの気持ちを汲み取り悩みに寄り添った対応ができる方は、介護職が天職となるはずです。

観察力や洞察力がある人

人の雰囲気やまわりの状況などをよく見ている方は、介護職を目指して欲しい人材です。

介護サービスを利用している方は健康状態の不安定な方が多く、急に状態が悪化する方もいます。また、上機嫌になったり、落ち込んだりと、一日の間で気持ちが変化する方もいます。

そのため、介護の現場ではいつもと違う利用者さんの状態にいち早く気づき、看護師やほかのスタッフと情報を共有することが大切です。利用者さんも、自分のことをよく見てくれるスタッフには安心感を抱けるため、信頼関係もすぐに築けるでしょう。

コミュニケーションがある人

人との関わりが大切な介護では、コミュニケーション能力の高い人が向いています。

介護では利用者さんとの会話の中から、その方の悩みややりたいことなどのニーズを発見しなくてはいけません。とはいえ、信頼関係が築けていないと、心を開いて話してくれないものです。

それゆえ、介護職員には利用者さんと打ち解けるコミュニケーション能力が重要なのです。

また、介護の仕事は介護スタッフだけでなく医療職や生活相談員など、多種多様な職種が協働して利用者さんの支援にあたります。

役割の違うさまざまな職種同士が協働するためにも、質の高いコミュニケーションが必要です。

介護に転職するメリット

介護の仕事に転職したいと思っても、ほかの業界からだと経験値や実績など失うものもあるため、迷っている方もいるでしょう。とくに、30代から転職する場合は、なおさらです。

そのため、介護職で得られるメリットを把握して、転職するかどうか検討してください。

仕事が安定している

介護は景気の動向に左右されず常に需要があるため、仕事が無くなるといった心配をせずに、長く安定して働けます。

日本の少子高齢化は今後も継続すると推測されているため、介護サービスへのニーズも長く続くと考えられます。

また、介護はほかの職種と比べても人手不足の状況が深刻なため、仕事が無くなることは無いでしょう。

専門的なスキルを身に付けられる

介護の業界では、身体介護や生活支援、認知症ケアなどの専門性の高い知識・技術が身に付きます。

また、資格を取得すれば専門性がある証となるため、キャリアアップや転職の際に強みにもなります。

働きながら需要の高い介護技術が身に付くのは、介護で働く大きなメリットでしょう。

ライフスタイルに合わせて働き方を変えられる

介護の仕事は施設形態・勤務形態によって、いろいろな働き方が可能です。

週2〜3回だけのパートタイムや日勤のみの勤務もあるため、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができます。

たとえば、給与を上げたい方は夜勤だけの勤務を行う夜勤専属で働き、子育てのために時間に制限がある方は日勤帯のみや6時間勤務など、融通を聞かせてくれる施設も増えています。

働く場所を選べる

介護の知識や技術は日本のどの場所でも求められているため、どこへ行っても就職先を見つけられるのも介護のメリットでしょう。

少子高齢化は日本全体の問題で、一部地域に限ったことではありません。そのため、家族の都合で引っ越すこととなった場合でも、転居先で就職先探しに苦労することはないでしょう。

介護業界で働けば、日本全国どこでもニーズの高いスキルが身に付くのです。

家族介護に活かせる

自分の家族が介護を必要とする事態になった場合でも、介護で働いた経験が活かせます。

介護を受ける方も家族が介護してくれるのなら、安心して身を任せられます。

介護職とはいえ家族だけで介護するのは困難なため、介護サービスを利用するケースが多いでしょう。その場合でも、相談先や適切なサービス選択についての知識があれば、大変な家庭介護も乗り切れるはずです。

介護に転職するデメリット

介護の仕事にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。悔いのない転職をするためには、メリットだけでなくデメリットにも目を向ける必要があります。

メリットだけを見て転職を決意し「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、介護職のデメリットについても理解しておきましょう。

給与が下がる可能性がある

30代で介護業界に転職した場合、給与が下がってしまうかもしれません。

厚生労働省の「令和4年度 介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職1年目の平均給与は280,550円とされています。年収にすると3,366,600円となるため、人によっては年収が下がる可能性があります。

しかし、介護職は資格の取得や経験を積むことで収入アップが可能です。とくに介護福祉士を取り、相談員や管理職などへキャリアアップすれば、ほかの職種と比べても遜色のない給与が期待できます。

身体的な負担がある

介護の仕事は身体を使う仕事が基本のため、それなりの体力を使います。

とくに身体介護では、寝たきりの方をベッドや車いすに移したり、下肢に力が入らない方を支えたりといった介助が必要です。

また、入所施設ではシフト制で夜勤があるため、生活サイクルの乱れから疲れがたまりやすくなります。

とはいえ、介護技術を身に付ける、運動を習慣にして規則正しい生活を心がけるといった対策で、ある程度負担を減らせます。

それでも体力が不安な方は、身体介護があまりない施設や夜勤の無い施設を選ぶといいでしょう。

重大事故にストレスを感じる

介護施設を利用する高齢者は、体力が落ちていたり重大な疾患を持っていたりと、状態が急変してもおかしくない方ばかりです。そのため、常に観察をして状態の変化に気を配らなくてはなりません。

また、認知症の方は予想もしない行動を取ることもあり、重大事故への不安は尽きないでしょう。

とくに夜勤業務では看護スタッフが勤務していない施設も多く、状態の急変や事故があった場合は、介護スタッフで対応する必要があります。

オンコールで看護スタッフと連絡が取れたとしても、実際に対応する介護スタッフはストレスがかかるものです。

30代の介護未経験の方にとって欲しい資格

介護未経験で介護の仕事に転職する場合、保有しておくと役に立つ資格を紹介します。

未経験で介護の仕事を始めた場合、なれない業務に戸惑うかもしれません。そのため、事前に介護に関する資格を取っておけば、業務に馴染むのも早くなります。

また、介護以外にも重要な資格があるため、記事を参考に資格の取得を検討してください。

自動車の普通免許

介護職では普通自動車第一種免許(普通免許)を持っていると、採用が有利になります。

介護業界はさまざまな形態のサービスを提供していますが、そのほとんどのサービスで自動車を利用します。

デイサービスでは、毎日利用者さんの送迎業務があり、入所施設においても病院受診の送迎は施設スタッフの仕事です。

さらに、体調の急変や事故の際には、施設スタッフが自動車を運転して利用者さんの受診に付き添います。

以上のことから介護業界では自動車を利用する機会が多く、採用を検討する際も自動車普通免許を持っているかどうかは重要なポイントとなるでしょう。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は介護で働くための初歩的な研修で、修了すれば基本的な介護の知識・スキルを身に付けていると評価されます。

介護について何も知らずに介護業界へ就職した場合、自分の想像と違いすぎてすぐにあきらめてしまう方もいます。そのため、介護の仕事はどのようなものか知っておくためにも、介護職員初任者研修は丁度よい資格といえるでしょう。

また、実際に介護の現場で用いる知識や技術が学べるため、介護業界に就職してもスムーズに業務へ移れます。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修の資格は、介護の仕事に対して十分な理解があると評価されるため、介護業界への大きなアピールが期待できます。

求人情報などで「無資格・未経験OK」とされていても、求人する施設としては少しでも介護を理解している方を優先するでしょう。

その点、介護福祉士実務者研修を修了した方は「介護の仕事をよく知っているため、すぐに活躍できるだろう」と期待します。また、介護を知っているため、ミスマッチも起こりにくいと考えるはずです。

介護福祉士実務者研修は、介護福祉士国家資格の受験要件でもあるため、介護で働きキャリアアップしたい方ならぜひ目指して欲しい資格です。

介護の転職先選びのコツ

ここでは、介護への転職を成功させるために、どのような転職先を選べばいいのか解説します。

今の仕事を辞めて転職するからには、失敗したくはないものです。以下で解説する転職先選びのコツを身に付け、あなたにあった介護施設を見つけてください。

自分のやりたい介護ができるか

介護の仕事選びでは、まず、自分がどのような介護をやりたいかを考えましょう。

介護の仕事はサービス形態により、提供する介護サービスが違います。

レクリエーションや工作活動などで利用者さんの笑顔を引き出す介護がしたい方は、デイサービスを選んでください。

また、認知症について理解を深め、認知症の方の想いに応えたい方はグループホームがふさわしいでしょう。

介護業界は、サービス形態によって求められるものが変わります。そのため、自分がどのような介護をしたいのかを考えて、就職先を選んでください。

離職率は高くないか

採用される職員が多くてもその分離職する方も多いような、入れ替わりの激しい施設は避けてください。

離職する方が多いのは、それだけ不満のある人が多い証拠です。そのような施設に就職できたとしても、長く続けるのは難しいでしょう。

離職率は厚生労働省が提供する「介護情報公表システム」で確認できます。介護情報公表システムでは施設の在籍者数と退職者数がわかるため、離職率(離職率=退職者数÷在籍者数×100)を算出できます。

令和4年度の「事業所における介護労働実態調査結果報告書」によると、介護職員の平均離職率は14.3%であるため、14.3%を目安に離職率が高いか低いか判断してください。

参考:

厚生労働省「介護情報公表システム」

公益財団法人 介護労働安定センター:「事業所における介護労働実態調査結果報告書」

資格取得制度は充実しているか

多くの介護施設で、介護スタッフに対する資格取得の支援を行っています。

どのような形で支援するかは、施設によって変わります。資格取得にかかる費用を補助してくれる所や、費用だけでなく業務として研修を受講させてくれる施設などさまざまです。

資格取得制度を設けている施設はスタッフの成長を応援している施設といえ、働く環境にも気を配っている可能性があります。

介護への就職を考えるなら、資格取得制度が充実しスタッフを支援している施設がおすすめです。

処遇改善加算は算定しているか

少しでも給与の高い施設で働きたいと考えている方は、就職を希望する施設が処遇改善加算を算定しているか確認してください。処遇改善加算を算定していない場合、給与が介護業界の平均以下になるかもしれません。

介護業界は年々給与が上がってきていますが、介護職員の処遇を安定させるために設けられた介護職員処遇改善加算が主な要因です。

しかし、加算を算定するために、施設は多くの要件を満たさないといけないため、加算をあえて算定しない施設も存在します。

就職先の介護施設を選ぶ際は、処遇改善加算を算定をしている施設を選びましょう。施設がどのような加算を算定しているかは、厚生労働省の「介護情報公表システム」で確認できます。

厚生労働省「介護情報公表システム」

介護への転職を成功させるポイント

転職で失敗しないためには、効率的に転職活動を行う必要があります。行き当たりばったりの活動では、転職に時間がかかり、希望の転職先を逃してしまうかもしれません。

ここでは、転職を成功させるための効率的な転職活動について解説します。

以下の記事で成功のポイントをおさえ、希望施設への転職を成功させましょう。

情報を集める

転職を成功させるためには、情報収集が欠かせません。

とくに、介護未経験の方だと、仕事内容や職場の雰囲気など、イメージしにくいでしょう。そのため、働きやすいのかどうか、判断に困る部分も多いかと思います。

それゆえ、施設の評判や労働条件などを詳細に調べ、自分に合っているかどうか判断しましょう。

求人情報などで給与や勤務時間などが確認でき、施設のホームページからは理念や目指す目標、施設の雰囲気などがわかります。

また、口コミやSNSなどで職場のリアルな評判を確認するのも、有効です。ただし、口コミやSNSは真意不明の情報も多く、参考程度にしておきましょう。

ゆずれない条件を決める

転職する際においては、自分が大切にしている条件を決めてください。

転職活動はこだわりが強すぎるといつまでたっても転職先が決まらないため、ときには妥協も必要です。

そのため、条件に優先順位を付けて、どうしても妥協できない条件だけにこだわりましょう。

条件を選ぶ際は、なぜ介護の仕事をしようと思ったのか、自分が最も大切にしているのは何か、自己分析してください。

あらかじめ優先条件を決めておけば、スムーズに転職先選びができます。

複数の施設をピックアップ

転職先の候補施設は、複数の施設を選んでください。

複数の施設を比較すれば、給料や福利厚生の違いなど重要なポイントがわかります。

候補施設それぞれのメリットやデメリットがわかれば、後悔の無い転職活動ができるでしょう。

転職サイトでは、求人している施設を給与や福利厚生などの項目で、詳細に比較検討できます。転職先の候補を比較する際は、ぜひ転職サイトを活用しましょう。

施設見学をする

就職前に施設を見学することは、転職を成功させるために非常に重要です。

施設見学では、施設を利用する方の表情や職員の動き、施設の環境など求人情報では得られないさまざまな情報を自分の目で確認できます。

また、施設のスタッフに直接質問できる機会もあるため、あなたに取って働きやすい職場かどうかを肌で感じ取れるでしょう。

転職エージェントを活用する

介護への転職を失敗したくない方は、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職を成功させるためには、情報収集や施設見学が重要です。しかし、いくつもある施設の情報を集めるのは相当の労力を必要とするため、1人で行うのは困難です。仕事をしながら転職活動する場合は、なおさらでしょう。

また、いきなり介護施設に電話して、見学のアポイントを取るのが難しいと感じる方もいるかと思います。

その点、転職エージェントを利用すれば、希望条件を伝えるだけであなたにあった求人を見つけてくれます。希望すれば施設見学のアポイントを取り付けてくれるため、仕事に集中しながら効率的な転職活動が可能です。

介護への転職を成功させたい方は、転職エージェントの利用も選択肢のひとつに加えましょう。

介護の面接を失敗しないためにおさえるべき3つのこと

転職が成功するかどうかの最終関門といえる面接では、自分自身を積極的にアピールしたいところです。

面接担当者に良い印象を与えるためには、おさえておきたいことがあります。本章で成功する面接のポイントを確認し、あなたの素敵な一面を面接担当者に印象付けてください。

ふさわしい服装で受ける

面接ではスーツ、オフィスカジュアルのどちらでも失礼にあたりませんが、清潔感のある服装を心がけましょう。

パートやアルバイトの面接でも、Tシャツやジーンズなどの服装は避け、襟付きのシャツとスラックスのような清潔感のある服装を選んでください。

清潔感がある方は、面接担当者に誠実で真面目な印象を与えます。反対に面接にふさわしくない服装だと、社会常識やマナーが欠如していると判断されてしまいかねません。

面接には、TPOに合わせた服装で臨みましょう。

志望動機をはっきりさせる

介護への転職を希望する方は、なぜ介護の仕事を選んだのかを明確にしておいてください。

転職時の面接では「なぜ介護に転職したいのか」について質問されるでしょう。その際、はっきりと自分の志望動機を伝えられないと、面接担当者へ強い印象を与えられません。

また、曖昧でありきたりな志望動機だと「うちの施設でなくてもいいのでは」と思われてしまいます。そのため、なぜ応募先の施設を志望するのか、具体的な理由を述べましょう。

応募施設を研究する

面接が決まったら、施設に関する情報を収集してください。

情報を集める際は求人情報だけでなく、施設のホームページや採用サイトも確認しましょう。とくに、施設の理念やビジョン、代表者のメッセージは重要です。

施設の理念やビジョンからは、施設の目指す目標が見えてきます。また、代表者が繰り返して伝えているキーワードには、代表者が大切にしているものがわかるでしょう。

施設が目指しているものや代表者が大切にしているものの実現のために、自分の強みがどのように役に立つのかを伝えれば、面接担当者の心に届くアピールになるはずです。

介護業界は30代未経験のあなたを歓迎します

介護業界への転職は、30代ならまったく問題ありません。介護の世界においては30代を若手ととらえるため、未経験や無資格でも将来性を買って歓迎するでしょう。

しかし、介護の経験がない場合、仕事内容や自分が業務についていけるかなど、不安に感じるものです。

それゆえ、介護への転職が不安な方は、ユメシア転職JOBへ相談してみましょう。ユメシア転職JOBでは介護に関する資格取得のサポートや、未経験者でも安心して働ける求人を紹介してくれますよ。

ユメシア転職JOBで介護への自信を付け、介護職への転職を成功させてください。

この記事の執筆者

石川 直也(いしかわ なおや)
介護に特化したWebライター

介護福祉の世界に足を踏み入れ19年。保有資格は介護福祉士・介護支援専門員・介護福祉士実習指導者講習会修了・介護プロフェッショナルキャリア段位制度(アセッサー講習)修了など。介護の現場職員から始まり介護支援専門員、課長職へと積み上げたキャリアを捨てて2023年よりフリーランスへ転身。
現在、Webライターとして活動中。