介護への転職で後悔しないために避けるべき7つの落とし穴と成功へのカギ
2024/03/05
最終更新日:2024/03/05
「介護の仕事をしてみたいけど、転職してうまくいくか心配」と、介護職への転職に踏み切れないでいませんか。
介護未経験の方だと、なかなか介護職への転職に踏み切れないものです。実際、異業種から介護職へ転職して後悔している方もいるため、迷っている方も多いかと思います。
しかし、介護職への転職がうまくいかなかった方の後悔している理由がわかれば、転職を成功させるヒントになりますよ。
本記事では介護職への転職を後悔した理由や後悔する人の特徴、転職を成功させるコツなどを解説します。本記事に最後まで目を通し、介護職への転職を成功させましょう。
介護職への転職で後悔した9つの理由
介護の職場へ転職して成功した方は多くいますが、失敗したと感じている方もいます。
ここでは「転職に失敗した」と感じている方が、後悔したことを解説します。
介護職に興味がある方は記事を最後まで読んで、転職活動の参考にしてください。
人手が足りず業務量が多すぎる
介護職へ転職したものの、業務量の多さに転職を後悔した方も多いようです。
介護の業界では、長らく人手不足が続いています。厚生労働省の「令和4年度 事業所における介護労働実態調査」では、66.3%の事業所が「人材の不足感を覚えている」と答えています。
そのため、多くの介護事業所では職員が足りず、一人ひとりにかかる業務の負担が大きくなっていると考えられるでしょう。事業所によっては残業が多く、休みも取りづらい環境かもしれません。
介護職への転職を考えている方は、実際の業務量や職場環境などの情報も必要でしょう。
想像以上に体力を使う
介護の仕事は、想像以上に体力を使う仕事です。
寝たきりの利用者様をベッドや車いすへ移乗する際はもちろんですが、トイレやお風呂で身体を支えるだけでも多くの体力を使います。
また、夜勤がある職場では生活リズムを整えることが難しく、ぐっすり眠れないこともあるでしょう。
介護の仕事をする上では、身体に負担がかからない介護技術を身に付けるのと同時に、自分自身で身体のケアを行うことも重要なのです。
ほとんど研修なしで現場に入れられた
介護職に転職したものの、十分な研修を受けずに現場に入れられてうんざりするケースもあるようです。
厚生労働省の「令和4年度 事業所における介護労働実態調査」では、介護事業所全体の26.9%が「教育・研修の時間が十分に取れない」と答えています。
介護の事業所としては「研修を行いたくても、必要な人員をあてられない」といった事情もあるのです。
しかし、十分な介護の知識や技術がない状態で介護の現場へ投入されてしまっては、職員自身の肉体的・精神的な負担だけでなく、利用者様の安全も担保できません。
転職先を選ぶ際には、研修制度や教育体制が整っている職場を選択しましょう。
業務内容が入職前の説明と違っていた
介護職への転職で後悔する理由の一つに、業務内容が入職前に受けた説明と異なることがあげられます。
求人情報や面接時に提示される業務内容は、ある程度割り引いて考えた方が無難です。とはいえ、あまりにも説明と違いすぎるのは問題です。
たとえば、以下のようなケースがあります。
- ・「残業なし」と説明していたのに、ほとんど毎日残業を命じられる
- ・「土日休み」のはずが、普通に土日出勤のシフトが組まれている
- ・3か月の使用期間が過ぎたら正社員になれるはずが、半年たっても準社員のまま
以上の例のように入職前の説明と違いすぎると感じる場合、再転職も選択肢に入れた方がいいでしょう。再転職する際は同じことがないように、転職エージェントに相談するのも一つの手です
良好な人間関係が築けない
せっかく介護職に転職しても人間関係にわずらわしさを感じて、転職を後悔する方も少なくありません。
「令和4年度 介護労働者の就業実態と就業意識調査」では、介護の仕事を辞めた理由は「職場の人間関係に問題があったため」が27.5%と最多となっています。
とくに介護の仕事は、チームワークが求められます。そのため、職場の雰囲気になじめずコミュニケーションが取りにくいと感じると、毎日の業務が苦痛に感じるのは当然です。
慣れない夜勤業務に生活リズムがあわない
介護の入所施設では、夜勤の業務が必須です。夜勤は日中とは逆の生活を強いられるため、睡眠不足や体調不良の原因となる可能性があります。
また夜勤の業務が続くと、家族や友人と時間を合わせにくくなるため、社会生活にも影響を与えます。
介護職への転職を考えている方は夜勤の有無や頻度を事前に確認し、自分の生活スタイルや健康状態を考えて職場を選んでください。
介護の夜勤については、こちらの記事を参考にしてください。
▶︎介護の夜勤専従は楽?きつい?メリットデメリットを解説
介護の仕事内容を理解していなかった
介護の仕事内容を知らずに介護職へ転職した場合、転職後に後悔するかもしれません。
介護の仕事といっても、自立して生活している高齢者の介護から寝たきりの方まで、さまざまな分野があります。
また提供する介護サービスも、実際に身体に触れて介護する「身体介護」と、生活面を支援する「生活援助」があります。
そのため「生活援助」をイメージして介護職に転職して「身体介護」を求められた場合、そのギャップに戸惑ってしまうでしょう。
仕事内容への理解不足は早期退職の原因となるため、転職を考えている職場の業務内容や職場環境を事前に調査し、自分に合っているかを考えてください。
給与や勤務地だけで転職先を選んでしまった
転職を決める際「給与が高いから」「通勤に便利だから」といった理由だけで職場を選んでしまい、後悔した方も多いようです。
給与や通勤距離は転職を考える上で重要ですが、それだけで転職先を決めるのはリスクが大きいといえます。
介護業界では施設によってサービスの質や職場の雰囲気、利用者との関係性が大きく異なります。それゆえ高い給与や好立地の職場だとしても、人間関係や業務の進め方が自分に合わなければ、仕事への満足度は低くなりがちです。
転職先の選択は給与や勤務地だけでなく、職場の環境や雰囲気、施設が何に力を入れているかなど、多くの情報を集めて総合的に判断しましょう。
介護にやりがいを感じられない
介護職への転職に成功した場合でも、期待した「やりがい」を感じられず後悔するケースも珍しくありません。
「人の役に立ちたい」と考えて、介護職に転職する方は多いものです。
しかし実際に働いてみると、業務の量が多すぎて利用者様とほとんど関われない場合もあります。
そのため「利用者様に寄り添いたいのに、業務をこなすことで精一杯」と、自己嫌悪になり転職を後悔してしまうのです。
介護への転職に後悔する人の特徴
介護職へ転職して後悔している方には、共通する特徴があるようです。
本章では転職で後悔する人に共通する特徴を解説します。記事に目を通して共通の特徴を理解し、転職活動の反面教師としてください。
介護について良く知らないで転職した
自分がイメージする「介護職」の情報だけで転職を決めてしまうと、転職を後悔するのも時間の問題です。
介護職のイメージは人によってさまざまですが、介護の仕事に携わった人でないと介護職を正確にイメージするのは難しいでしょう。
たとえば、以下のようなイメージで介護職へ転職すると、間違いなく後悔します。
- ・高齢者とコミュニケーションするのが主な仕事
- ・夜勤は利用者様が寝ているので楽そう
- ・子育てでオムツ交換には慣れているから大丈夫
介護職への転職は自分がもっているイメージだけを頼りにするのではなく、介護職について理解するところから始めましょう。
介護のお仕事内容については、こちらの記事を参考にしてください。
▶︎介護福祉士のスケジュールは?1日の流れを解説します!
情報を集めないですぐに決めてしまう
介護への転職を後悔する人は、十分なリサーチをせずに転職活動を行う傾向にあるようです。
介護業界において、主な退職理由は「人間関係」が最も多くなっています。また、人手が足りず、職員にかかる負担が大きいため辞めていく方もいるでしょう。
そのため、介護職へ転職する際は、転職先の雰囲気や職場環境を知ることが重要になります。転職の決め手となる情報は口コミや厚生労働省が提供する「介護サービス情報の公表制度」で、ある程度わかります。
転職した後に「思っていたのと違った」と後悔しないよう、多くの情報を集めましょう。
給与面しかこだわっていない
給与面だけで転職先を選ぶのも、転職がうまくいかない人にありがちです。
介護業界の平均給与はほかの業界よりも低いため、給与が気になるのは仕方ありません。
しかし給与が高くても、残業が当たり前で休憩も取れないような環境では、長く働けるものではありません
また、転職先の事業所が自分のスキルアップやキャリアアップを助けてくれるかも、考慮したいところです。
転職は、給与だけでなく多角的な視点から決めましょう
介護で自分が何をしたいか考えていない
介護職への転職を考える際、大切なのは「自分が介護で何をしたいのか」を明確にしておくことです。
介護の仕事は、身体介護や生活援助、心のケアまで多岐にわたります。そのため、自分のやりたいことや得意なことが明確でないと、仕事に対する満足感を得にくいでしょう。
たとえば「利用者様に寄り添い、常に介護実践の場で活躍したい」方は介護福祉士を目指し、介護の実践力向上を目標にします。
「介護をしている家族の力にもなりたい」との想いが強い方は、相談員やケアマネジャーを目指すのもいいでしょう。
介護職へ転職する前に、自分がどのようなキャリアを積みたいかを明確にしておいてください。
介護への転職を成功させるコツ
介護職へスムーズに転職するためには、おさえておきたいポイントがあります。やみくもに転職活動をしてしまうと、成功するかどうかは運次第になってしまいますよ。
しかし転職のコツをおさえて転職活動を行えば、介護職へ転職した後も後悔することは少なくなります。
ぜひ、以下に解説する転職成功のコツをおさえて、理想の職場を見つけてください。
介護施設サービスの種類を知る
介護職への転職を考えているなら、まずは介護施設で提供しているサービスの種類を把握しましょう。
介護施設には特別養護老人ホーム・老人保健・デイサービス・訪問介護など、さまざまな施設形態があり、それぞれサービス内容や対象となる利用者が異なります。夜勤の有無といった勤務体制はもちろん、利用する方の健康状態も違います。
自分の理想とする働き方をかなえるためにも、介護施設サービスの種類と仕事内容を把握してください。
こちらの記事も参考にしてください。
▶︎老健と特養の違いとは?法律上の違いから費用まで分かりやすく解説|転職比較もあり
介護の仕事内容を理解する
介護職の仕事内容は多岐にわたり、提供する介護サービスもそれぞれ違います。
特別養護老人ホームといった入所系の施設の場合、身体介護が多くなり夜勤業務もかかせません。一方、デイサービスやデイケアではリハビリテーションやレクリエーションが中心となります。
自分がどのような仕事をしたいのかを考え、実際の仕事内容と自分の希望をすり合わせることが、転職を成功させるカギとなるでしょう。
介護のお仕事内容については、こちらの記事を参考にしてください。
▶︎介護福祉士のスケジュールは?1日の流れを解説します!
転職したい理由や転職の目的をはっきりさせる
介護職への転職を考えている方は、転職したい理由や目的を明確にしてください。
目的が明確であればあるほど自分の価値観やライフスタイルに合った職場を選べ、具体的な転職先が見えてきます。
転職先が具体的になれば、スムーズに転職できるでしょう。
自分が介護に向いているか振り返ってみる
介護職は人の役に立つやりがいのある仕事ですが、同時に精神的、肉体的な負担が多い職業でもあります。そのため、転職の前に自分が介護の仕事に向いているか、自己分析をしてみましょう。
「お年寄りが好き」「人の役に立つ仕事がしたい」との想いで介護の世界に入った方が、介護への適正がないと感じて退職する例は珍しくありません。
それゆえ、介護職へ転職する前には、介護施設の見学をおすすめします。また、ボランティアで介護の仕事を経験するのもいいでしょう。
介護職への転職はミスマッチを防ぐためにも、なるべく実際の介護現場に触れることをおすすめします。
後悔しないための介護の転職先3つ
転職を成功させるためには、自分の理想とする働き方にあった職場を選択する必要があります。
自分の考える働き方ができない場合、せっかく転職できても早期に退職する事態になるでしょう。
本章では、働き方別に介護の仕事を紹介します。記事を最後までお読みになり、職場探しの参考にしてください。
とにかく稼ぎたい人向けの転職先
介護業界でとにかく稼ぎたい方は、特別養護老人ホームや老人保健施設などの夜勤のある入所施設がおすすめです。
厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、特別養護老人ホームに勤めている方の平均給与は348,040円ですが、デイサービスに勤めている方は275,620円でした。
デイサービスは基本的に夜勤がなく日勤のみの勤務になるため、夜勤手当が支給される入所施設よりも給与が低くなってしまうのです。
ただし、高い賃金を目指す場合は、賃金に見合った責任や体力を要求されるのは理解してください。
体力的に無理なく働きたい人向けの転職先
体力に自信がない方は、デイサービスやデイケアなど日勤のみの施設を選ぶと良いでしょう。
デイサービスやデイケアには夜勤がなく、定時での勤務が一般的です。また、利用者様の自立支援を重視したサービスの提供を行っているため、身体介護の場面が少ない傾向にあります。
体力的な負担を減らしつつ介護の仕事を行いたい方に、おすすめの転職先といえるでしょう。
短時間だけ働きたい人向けの転職先
短時間だけ働きたい方は、パートやアルバイトといった働き方が適しています。
多くの介護事業所では人手不足解消のため、さまざまな働き方を用意しています。
そのため「週に1回だけ入浴介助を行う」「朝食の時間だけ、食事介助を行う」など、働く人の事情に合わせた仕事も増えてきました。
また、介護の仕事に慣れて必要な資格を取得すれば、利用者様のお家を訪問して介護を提供する「訪問介護」の仕事も選択肢に入ります。
訪問介護は数十分単位でサービスを提供するため、限られた時間だけ働きたい方に都合の良い職種といえるでしょう。
介護への転職を後悔したらすぐに辞めてもいい?
民法の第627条では、退職の2週間前に退職の意思を伝えれば退職可能とされています。
しかし、些細な理由で辞めるのはおすすめできません。
短期間で転職を繰り返している方は「採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」と、採用担当者は警戒するものです。
そのため、転職先に不満があった場合でもすぐに辞めるのではなく、まずは解決策や対処法を探りましょう。
シフトが厳しいなら、勤務時間の調整をお願いしてみましょう。苦手な業務がある場合は、先輩職員や上司に相談してください。
とはいえ、「いじめにあっている」「ハラスメントを受けている」など、自分で解決できない場合は早めに退職しても仕方ありません。
データでみる介護職が辞める理由
介護職員はどのような理由で辞めるのでしょうか。辞める理由がわかれば、転職する際に気をつけることがわかります。
令和4年度の「介護労働者の就業実態と就業意識調査」によると、介護職を辞めた理由は以下の通りです。
- ・職場の人間関係に問題があったため:27.5%
- ・法人や施設・事業所の理念や運営の在り方に不満があったため:22.8%
- ・他に良い仕事・職場があったため:19.0%
- ・収入が少なかったため:18.6%
- ・自分の将来の見込みが立たなかったため:15.0%
給与の低いといわれる介護職ですが、給与は4番目となっています。
そのため介護職への転職は、給与以上に人間関係や介護事業所の運営姿勢といった情報が重要になりそうです。
介護に転職してもすぐに辞めた方がいいケース
転職した職場を、些細な理由ですぐに辞めるのは考えものです。しかし、以下にあげるような事情がある場合は、話が違ってきます。
すぐに辞めるのは気が引けるからといって、身を削って働き続ける必要はありません。心身が疲弊する前に、働きやすい職場へ転職しましょう。
給与が想像以上に低い
自分が考えていた以上に給与が低く生活できないと感じた場合は、すぐに辞めた方が無難です。
介護の資格や経験がなく夜勤も入らない非常勤職員の給与は、かなり低くなります。また、転職先の事業所が処遇改善加算などの加算を算定していない場合、さらに低くなるかもしれません。
そして、月の給与が多い場合でも「ボーナスや退職金がない」「交通費がほとんど出ない」などのケースがあります。
転職先を決める前に、給与や待遇はすみずみまで確認したいものです。
労働条件や労働環境が悪すぎる
転職した介護事業所が日常的に残業や休日出勤を求めるところなら、早めに辞めた方がいいでしょう。
そのほかにも「休憩が取れない」「休憩時間を取れてもくつろげる設備がない」といった環境も問題です。
とくに人手不足の施設の場合、休みの日に出勤をお願いされたり急に夜勤に入れられたりと、プライベートの時間が犠牲になりがちです。
あまりにも労働環境が悪い職場なら、すぐに辞めて働きやすい職場を探してください。
生活リズムが乱れて体調を崩しがち
入所系の介護職は夜勤も多く、不規則な生活になりがちです。
そのため、眠りが浅くなったり昼夜逆転したりと、生活リズムを整えるのに苦労するかもしれません。
睡眠不足は仕事への影響はもちろん、自分自身の健康にもよくありません。
「夜勤の仕事をはじめてから体調を崩しやすくなった」「疲れが取れない」など、身体の不調やストレスを感じるのであれば、夜勤の仕事について考え直してみましょう。
いじめやハラスメントを受けている
職場の人間関係で悩んでいる場合やハラスメントを受けているのであれば、すぐに辞めてしまいましょう。
職場での人間関係は仕事のやりがいだけでなく、メンタルヘルスにも大きく影響します。このまま働き続けても、自分自身の身を削るだけです。
転職したばかりの人が人間関係を改善するのは、非常に困難です。一刻も早く辞めて、安心して働ける職場を探してください。
転職希望者必見!後悔しない介護求人の選び方5選
転職で後悔しないためには、求人選びが重要になります。それでは、求人はどのような基準で選べばいいのでしょうか。
ここでは、転職を成功させるために必要な、介護求人の選び方を5つ紹介します。
記事を参考に求人を探せば、あなたにピッタリな求人が見つかりますよ。ぜひ最後まで目を通してください。
口コミで情報を集める
介護職への転職を考えている方は、インターネットで元職員の評価や感想を調べましょう。
実際に職場で働いた人の声からは、求人情報では公開されていないリアルな情報がわかります。
ただし、情報の取り扱いには注意が必要です。インターネットの口コミは主観が含まれているため、複数の口コミから情報を集めて判断してください。
離職率が高く人員不足の職場は避ける
介護職への転職を成功させるためには、離職率が高く人員不足の職場は避けてください。
離職率が高い職場は、職場環境や労働条件に問題があるかもしれません。また、人員不足は残業や休日出勤、休憩が取れないなどの過重労働につながります。
転職前には求人情報や口コミ、介護サービス情報公表システムなどを利用して、労働環境や離職率、職員の平均勤続年数などを確認してください。
複数の施設をピックアップする
介護への転職を成功させたいのなら、複数の施設を比べることが大切です。
さまざまな施設を比較検討すれば、自分に合った職場を見つけやすくなります。
複数の施設を比較する場合は施設の規模やサービス内容、給与や待遇など、施設の特徴を確認しましょう。
転職サイトや口コミ、介護サービス情報公表システムを活用して情報収集を行い、自分の希望に合った施設をピックアップしてください。
実際に施設を見学する
複数の施設をピックアップして比較検討したら、気になる施設を実際に見学してみましょう。
職場見学を通じて職場の雰囲気やスタッフの働き方、利用者との関わり方などの職場環境を肌で感じてください。
また、直接スタッフや施設長に質問すれば、働く上での疑問や不安を解消できます。
見学時には以下の点をチェックしてください。
- ・施設の清潔さ
- ・スタッフの表情や言葉遣い
- ・スタッフの利用者への対応
- ・利用者さんの表情
細かい点にも注意して観察しましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントの利用も、後悔しない介護の求人を見つけるにあたって大きなメリットがあります。
転職エージェントは、あなたの希望条件に合った求人を紹介してくれます。また、履歴書の添削や面接対策など、転職活動をトータルでサポートしてくれるでしょう。
とくに介護業界に特化したエージェントを選べば、介護業界の最新情報や未公開求人を紹介してくれますよ。
【まとめ】介護への転職を後悔しないために
介護職に転職しても業務量の多さや体力的な負担、良好な人間関係が築けないなどの理由で後悔している方が多くいます。
後悔している方の多くは、給与や待遇面だけを気にして介護について何も知らなかった方や、介護で自分が何をしたいか考えていなかった方が多いようです。
そのため、介護への転職を後悔しないためには、介護の仕事を理解し、介護職に転職して何をしたいのかを明確にする必要があります。さらに、転職先の候補を複数ピックアップし、実際に施設を見学することも必要です。
とはいえ、自分に合った転職先を1人で見つけるのは大変な作業です。仕事や子育てをしながらだとなおさらでしょう。
忙しくて転職活動がままならない方は、転職エージェントの利用も一つの選択です。転職エージェントを利用すれば、転職エージェントがあなたに代わって理想の転職先を見つけてくれますよ。