介護職の魅力を1人でも多くの人に伝えたい。芸能活動で培ったコミュニケーション力で業界全体を笑顔に | 介護・看護・保健師の転職サイトaunジョブ

DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

村上友梨
介護福祉士

介護職の魅力を1人でも多くの人に伝えたい
芸能活動で培ったコミュニケーション力で業界全体を笑顔に

あなたのお仕事について具体的に教えてください。

介護福祉士です。認知症グループホームで8年間勤務し、2022年7月からはサービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの併設施設で働いています。介護福祉士資格は2019年に取得しました。

また、介護の仕事を始める前、具体的には2006年からグラビアアイドル、タレント、俳優として活動してきました。芸能活動については2021年に所属事務所を退社し、現在はフリーの立場でSNSなど様々なツールを通じて発信や配信を行っています。

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

以前、母方の祖母が高齢者施設に入っていたのですが、入浴介助中の転倒事故が原因で寝たきりになり、やがて亡くなってしまいました。「プロが介護をする施設で、こんなことがあっていいのだろうか」と疑問を持ったことが介護との関わりのスタートでした。

また、芸能界で活動する中で「自分には、ほかの芸能人のような強みが無い」ということを自覚していました。そこで本格的に介護を学ぶことが今後の自分にとってさまざまな面でプラスになるのではないかと考え、2015年にアルバイトとして介護業界で働き始めました。当初は所属事務所以外の芸能関係者には内緒にしていたのですが、2016年に実務者研修を修了したことで公的に発表しました。多いときには週に4~5日、介護の現場に入っていました。

芸能活動をしながら介護の仕事をすることについては、「頑張っている」と評価してくれる人がいる一方で、「芸能人に務まるはずがない」と冷ややかな目で見ていた人もいました。事実、働いていた介護事業所でも「どうせ、すぐに退職するだろう」と思っていたようで、はじめの半年間は直接的な介護業務は任せてくれませんでした。

あなたの強みは何ですか?

ご利用者様の感情を読み取り、その気持ちを代弁できることです。14歳で芸能界に入り、様々な年代、立場の人と一緒に仕事をしてきました。その中には気難しいなど人間関係を築くのが難しい人もいました。若いうちに、そうした人たちと多くコミュニケーションを図ってきたことが、今の介護の現場でも活かせていると思います。

また、嫌なことがあっても、すぐに忘れることができる性格です。友人と話したり、犬と遊んだり、食べたりしてストレスを自分でコントロールすることができ、仕事やプライベートで辛いことや悲しいことがあっても引きずることがありません。ですから、いつも職場では笑顔でいられます。自分が笑顔でいれば相手も自然に笑顔になり、最後は職場全体が笑顔になります。「村上さんが来てから、職場が明るくなったし、辞めるスタッフが減った」と上司から言われたこともあります。

あなたの使命とは何ですか?

介護業界は人手不足ですし、残念なことに介護の仕事に対するイメージもあまりよくないのが現実です。こうした中で、1人でも多くの人に介護の仕事の魅力を知ってもらうことです。「ありがとう」と感謝の言葉をもらえること、なかなか心を開いてくれなかったご利用者様と信頼関係が築け「あなたでなくてはだめなの」と言ってもらえること、「昨日できなかったことが今日はできた」など毎日何かの発見があることなど、介護の仕事はやりがいに満ちています。

こうした介護の仕事の魅力を、私自身様々な形で発信するだけでなく、このようなインタビューを受けることなどで1人でも多くの人に伝えていきたいと思います。

あなたのこれからの夢を聞かせてください。

私は、何かをするのに10年を一つの区切りと考えています。グラビアアイドルとしての活動もそうでした。介護現場での仕事もあと2年で10年になります。介護業界には今後も携わっていきたいと思いますが、現場スタッフとしてではなく、マネジメントをしたり、何らかの発信をしたりと、これまでとは異なる関わり方をしたいと考えています。

具体的には、自分や親が入るための高齢者施設を作りたいという夢があります。建物や設備などのハード面よりも、介護サービスの根幹である「人の質」にこだわった施設です。例えば、マニュアルでは「村上さん」と苗字で呼ぶことになっていても、本人が望めば「友梨さん」などと違う呼び方をするように、その人に最適なオーダーメイド型のサービスが自然にできるようなスタッフたちを集めて施設を運営できたら素敵だろうなと思います。これは2年後とは言わず、できたらすぐにでもやりたいと考えています。

最後に、夢や目標に向かって新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いします。

私自身、グループホームから今の職場へと転職を経験しましたが、それは「将来、自分が理想とする施設を運営するために、多くの事業所を見ておきたい」という前向きな理由からでした。

働く際には、自分の個性や強みが活かせる「自分らしくいられる」環境が大切だと考えています。しかし、「自分の個性や強みが何かわからない」という人もいると思います。その場合は、今の仕事を続けることで見えて来るものもありますので、すぐに諦めたり見切りを付けたりしないことです。

職場の人間関係が原因で転職を考える人も多いかと思いますが、どこの職場でも多少の人間関係のトラブルはついて回ります。場合によっては、自分が今の仕事を続けることで、その人間関係を変えることができるかもしれません。私は「自分のことを偽らず、常に本心で話す」ことを意識してきました。その結果として相手も私に対して心を開いてくれることになり、人間関係をスムーズにさせることにつながりました。

OTHER INTERVIEW
サンナンズ小菅 小児科医芸人
小児科医とお笑い芸人の仕事を両立
医療を明るく伝えることで、医師・看護師を増やしたい
サンナンズ小菅
現役小児科医芸人
松本悠暉
要介護者当人だけでなく、家族も支えるケアマネに。「介護・福祉職がいるカフェ」オープンが夢
松本悠暉
髭のケアマネ フリーランスケアマネジャー
堀口カストゥリ
シニア向けマ二キュアを開発 介護施設でレクも。シニアがお洒落を楽しむのが当たり前の社会を作りたい
堀口カストゥリ
ラヴィーナ株式会社代表取締役
Read More
馬場田晃一
「介護×音楽」で仕事の魅力を多くの人に発信。「自分の1歩は、必ず誰かの行動を変える」
馬場田晃一
ケアホームカナン施設長 DJ施設長
三代達也
ハンディ持ちながら2度目の世界一周旅行へ。「自分の行動が誰かの一歩になれば」
三代達也
車椅子トラベラー
杉岡奨海
社会福祉士を「なりたい仕事の第1位」に。早期相談・解決が可能な社会づくり目指す
杉岡奨海
社会福祉士 「スカイ学園」主宰 動画クリエイター
田中孝史
地域共生社会構築を目指して任意団体設立。「住民全員が『支え手』に」で彦根を元気に
田中孝史
まちづくり作業療法士 チームエンパワーメント代表
DavRu株式会社ジアンカスプロ瑠美
複業など医療・看護職の新しい働き方を推進。「やりたい」を叶える訪問看護事業所を運営
ジアンカスプロ瑠美
DavRu株式会社 代表取締役
医師・カフェ経営の2足のわらじ
起業で家族と過ごせる時間も増加
玉城博章
フリーランス麻酔科医・コーヒーショップ「パルバコーヒークロフト」オーナー