—あなたのお仕事について具体的に教えてください。
株式会社IDO コンサルティング事業部 介護部門ディレクターの山下総司です。
私の仕事は実際の介護現場に入り現場のスタッフと一緒に介護現場を創っていく事、ケアと生活の質が向上するように提供するサービスについて構築をしていく事です。また経営部分では収益率、稼働率はもちろん、人材育成と組織評価の構築、対策をはじめ離職防止の職場改善を行っています。
数年前からは施設の社会参加、地域との共存をテーマとした循環型地域共生社会の仕組みを教えている施設を通して実践方法を教えています。この部分については厚労省からの視察、勉強会にも取り上げられた実績があります。
研修としては、希望が生まれる施設環境創り、という形で環境創りとしての施設創りをお伝えしています。当事者、施設、スタッフ、地域がお互いに良い関係性の中での共存を目指すものとして全ての人が「元気になる」をキーワードとして民間、公的機関等様々な所から依頼を頂きお伝えしています。令和元年の実績として年間講演30回,施設研修50回を現場指導と合わせて行ってきました。
—この仕事を始めたきっかけを教えてください。
実は以前、全く違う業界での仕事でしたが退職をしてからハローワークの方にヘルパー2級の研修を受けるように勧められて何となく行ってみて、実習を通してこういう事が仕事になるのだなあと思って色々と調べていく中で歴史がまだ浅いこの業界でなら何らかの形で楽しい事が出来るのではないか?と思ったのがきっかけです。
ハローワークの勧めが無かったら違う業界にいたかも知れません(笑)
—あなたの強みは何ですか?
福祉ではない企業からの転職組という事で、介護で言う「ケアとはこうあるべき」みたいな概念が無く、拘りなく自由な発想とアイデアで現場を構築していける事です。
また環境創りという介護ではあまり無かった分野で早くから取り組みを行ってきた事で施設のハード、ソフト、ルールの部分の構成に独自性を持たせている事です。
—あなたの使命とは何ですか?
現状でいう、現場の在り方の概念を見直して「考える介護」の実践を広める事です。
当事者も含めての「人として」に拘りを持ち、妥協をしない介護、ケア、サービスの提供が出来るような人材の育成と経営者の意識を変えていく事だと思います。
この仕事が一番とか、カッコいいとかではなく、この仕事をやってみたい!面白い!学んだ事を実践し、自分の創造性が生かされて形になる事で当事者が幸せだと感じる事にかかわる事が出来ると希望が持てるような発信をしていく事です。
—最後にあなたのこれからの夢を聞かせてください。
50歳になりスタッフよりも当事者に近づいていると感じるようになりました。自分に何かあってもこの場所でいつまでも過ごしていきたいという希望が叶うような福祉、介護サービスが一日でも早く出来るように今までの活動を加速させる事もですが、さまざまな地域の中での産業を生み出す取り組みとして、介護に限らない事業を行える機会があれば良いなあと思います。
また海外も視野に入れた人材の育成、技能実習生実習終了後の帰国先での事業の展開やフォロー等も出来るようになれたらいいなあと思っています。いつまでも色々な所で色々な新しい事を考えて実践をして一喜一憂する事。そんな事を身体に限界が来るまで走り続けたいと思っています。
希望の欠片をまき続けたいです。
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