—あなたのお仕事について具体的に教えてください。
『放課後等デイサービスHEARTY』の運営です。
—この仕事を始めたきっかけを教えてください。
娘に発達障がいがあるかもしれないと診察を受けた際の医師の一言がきっかけです。
次女が2歳の時、通っていた保育園から発達に気がかりな点があるからと発達検査を勧められ、行政の窓口に申し込むと「2年半待ちです」と言われて耳を疑いました。
検査を受けるのに2年半待ち、専門医に診てもらうためにもまた数カ月。その間、他の行政機関や民間の施設、病院も転々としましたが、色のない無機質な部屋で淡々と、他の子と比べてどんな所が遅れているか、何ができていないかを繰り返し聞かれる日々に母親の私の方が精神的に参ってしまっていました。
そして漸く待ちわびた専門医の診察の日、私は期待を込めて目の前の医師に尋ねました。
「発達障がいって、そもそも何ですか?改善していくものですか?」
すると医師はこう答えました。
「先天的な脳障害です。原因も治療法もわかっていません。」
そんなことはとっくに本で読みました。専門家からこんなにも配慮のない言葉を聞くとは。 この瞬間に、この子の未来が色鮮やかに描ける場所を創ろうと決めました。
—あなたの強みは何ですか?
常にポジティブで思ったらすぐ行動。
—あなたの使命とは何ですか?
HEARTYで子ども達にインクルーシブ教育の場を提供し続けること。子ども達が「多様性」という色とりどりの才能を携えて堂々と社会に巣立っていけるようにするための場所をもっと増やして、私の目の前で悲しい涙を流すお母さん達を一人でも減らして一人でも多く笑顔にすることです。
—最後にあなたのこれからの夢を聞かせてください。
HEARTYという場所を通して、幼少期から大人になっても一生、何かあれば子ども達、お母さんお父さんたちにすぐ寄り添えるようなワンストップのサービスが提供できる企業にします!