「目の前の人を笑顔に」をモットーに介護事業展開最後が最も輝く「セミの人生」を | 介護・看護・保健師の転職サイトaunジョブ

DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

幸地伸哉
株式会社グローバルウォーク代表取締役
グローバルウォーク 代表取締役 幸地伸哉

「目の前の人を笑顔に」をモットーに介護事業展開最後が最も輝く「セミの人生」を

福祉事業の運営やこれからの時代を担う人材の教育を実施

――あなたのお仕事について具体的に教えてください。

2008年より西宮市でグローバルウォークという会社を経営しています。事業内容は訪問介護、介護タクシー、介護用オムツの宅配です。また、2年前にM&Aにより認知症グループホームの運営を始めています。

このほか、関西学院大学経済学部で非常勤講師を務めたり、地元の中学校で「働くとは何か」についての講義を10年間行ったり、業界を超えてこれからの時代を担う人材の教育にも積極的に携わっています。

介護業界から経営者へ

――この仕事を始めたきっかけを教えてください。

福祉の専門学校で実習に行った特別養護老人ホームに気に入ってもらい、卒業後はそこでアルバイトを始めました。その後、スキルアップのために数回の転職を経験しますが、ずっと介護業界に身を置いています。

29歳のときにそれまで勤めていた会社を退職するのですが、その後のことは全く決まっていない状況でした。そこで「どうせなら一度は自分で経営をしてみよう」と考え、グローバルウォークを設立しました。

「素直さ」は自分を変えるためには必要なこと

――あなたの強みは何ですか?

「自分を変える勇気と素直さを持っている」という点です。

会社を立ち上げて10年経ったときに「この10年間で会社は少しずつでも大きくなった。しかし、この先10年間も同じことを続けて得られる成長に魅力が感じられない」と思い、新たな展開を求めて経営者向けのセミナーや勉強会などにも積極的に参加しました。しかし、内容は「従業員の褒め方、叱り方」などテクニカルな部分に終始していることが多く、本当に自分に必要なこととは思えませんでした。

そこで行き着いた結論は「小手先の変化ではなく、私自身が大きく変わらなければだめだ」ということでした。

自分を変えるために、苦手なこと、避けていたことにも、どんどん挑戦していきました。今でもそれを実践し続けられていることは、私の大きな強みとなりました。

「従業員に求めるものは何ですか?」と質問されたことがあり、「素直さ」と答えましたが、それは私自身に求められることであり、自分を変えるためには必要なことでした。

人生の最終章で名脇役になること

――あなたの使命とは何ですか?

神社へ参拝に行ったときの誓いは、いつも「人のため、世のため、自分のために頑張ります」です。

顔も知らない遠くの誰かのために役立つことも素晴らしいですが、「身近な、目の前の人の役に立つ」のは今すぐにできます。それに気づいてから「半径1.5メートル以内の人を笑顔に」ということを私や会社の使命としています。

そして自分自身が生きていて楽しいと思える日々を過ごすことも重要だと思います。そのためにも、そのときその場面で「自分自身に求められている役割は何か?」を考え、それに正しく応えていく、相手に喜んでいただくことで、実践した喜びを感じる楽しさこそ、仕事をする価値であると思います。

また、弊社は「セミの人生」を運営理念に掲げています。

昔、母親に「セミの命は短いからとったらイカンよ」と言われました。しかしセミは何年間も土の中で生き、一生の最後に空を飛びまわります。とても素晴らしい人生だと思いますし、人生の最後が輝き、充実しているのは羨ましいと感じました。

致死率100%の人間において、高齢者介護は「別れ」ありきのサービス業です。しかし、介護職一人ひとりの考え方、アプローチの仕方次第で、目の前の人も「セミ」のように最終章で色濃く、鮮やかに彩れるのではないでしょうか。我々の使命はそんな人生の最終章で名脇役になることだと思います。

人と人とがつながっていることを実感したい

――あなたのこれからの夢を聞かせてください。

前述の通り、沢山の若者、主に学生と関わっています。私は彼らに、社会に出ること、働くということ、仲間の大切さなどを話し、彼らからは彼らの価値観や、就職や社会人になることへの不安などを聴いています。

彼らに限らず、福祉の仕事をしていることもあり、他者から「ありがとうございます」とお礼を言っていただくことが少なくありません。

そんなとき「私に対してありがとうと思ってくれるなら、その気持ちを私以外の身近な大切な誰かに返して欲しい」と言っています。

このセリフが回りまわって、私が全く知らない誰かから私自身に放たれて「それ俺が言い始めたセリフ!」というシーンに出会うのが私の夢です。自分の想いや考えではなく、発した言葉と、動いていた事実が自分の元にまた帰ってくるというのは、人と人とがつながっていることを実感でき、とても素敵なことではないでしょうか。

人生には成功か失敗ではなく、成功か学びしかない

――最後に、夢や目標に向かって新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いします。

昨年私は、人生で一番してはいけないことは「後悔」だ、と教えられました。自分で考え、自分で選び、自分で決めた行動の結果として失敗したことは、それほど後悔にはつながりません。

思っていたのに、考えていたのに、動けたのに、結果として何もしなかったことが後悔につながります。私だけでなく、あなたも1回きりの人生をぶっつけ本番で生きています。だからこそ、失敗などが当たり前に起きます。その失敗から学びを得ることができれば、「人生には成功か失敗ではなく、成功か学びしかない」はずです。

とは言え、馬鹿とアホの違いは正しく理解して欲しいと思います。馬鹿は「○○馬鹿」という言葉があるように、熱中していたり、好き過ぎたりで周りが見えていないという純粋さがあり、愛される要因の一つです。

一方で似て非なるアホは、逃げ出してはいけない場面で逃げ出し、逃げなくてはならないときに逃げないという、正しい判断ができない人です。

大事なのは、1回きり、ぶっつけ本番の人生を後悔なく、楽しく生きることです。

今が歯を食いしばるときなのか、他人に責められても逃げなければならないときなのかを正しく判断し、自分の心に正直な判断ができて、自分の人生を後悔なく生きることができる素敵な人になって欲しいと思います。

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