—あなたのお仕事について具体的に教えてください。
主任介護支援専門員 、俗に言う「ケアマネージャー」です。
主な仕事は、現場でケアマネージャーとして実務につき、数々起こる現場の課題を解決することです。これらを業界の課題と捉え、色々な法人の教育・指導にも携わっております。
—この仕事を始めたきっかけを教えてください。
25年前に介護福祉士として職務につき、介護業界の流れを現場で感じてきました。 2000年に介護保険制度がスタートしケアマネージャーとして利用者のマネジメントを行う中で、地域資源の不足と人材育成ができていないことに気づきました。業界から担い手が減らないような仕組みを作らなければ今後益々人材不足は加速すると考え、人材教育事業・人材紹介事業を始めるきっかけとなりました。
—あなたの強みは何ですか?
18歳で介護福祉士国家資格を取得し、以降、介護業界の流れを現場で実績を積みながら経験してきたこと。そして何より、現役の主任介護支援専門員であることです。現場での経験を通じて、介護業界に共通する課題として「組織のピラミッド形成」ができていないことや、その為の管理者・リーダーの育成ができていことに気付き、各法人の階級別研修や指導を行っています。
—あなたの使命とは何ですか?
介護業界は人材不足であり、それも合わさって現場での指導体制が構築されていないと感じています。「教えてもらえない」「これでいいのか分からず利用者と接している」「やりがいを感じない」など、疲弊し業界から去っていく人が多いのが現状です。その担い手が業界から離れていかない仕組みを作り上げることが使命だと思っています。
また、新たな人材を生み出していきたいとも考えております。例えば子育て世代の方々。働きたいけど子供の預け先がなく働けないというような方々が、安心して子どもを預けることができ、介護資格を取得してもらえるような仕組み作りを考えています。
—最後にあなたのこれからの夢を聞かせてください。
今後も介護の魅力を伝えていきつつ、業界から担い手が減らないように教育・指導を継続したいと思っています。直近の更なる夢(目標)は、子育て世代の女性への就労支援・シングルマザーの 自立支援を行うことです。女性が社会で働くということは大変なことであり、笑顔の裏にはたくさんの苦労があります。それでも子どものため、家族のために頑張る女性は本来輝いていると思うのです。
これからの社会は女性が支えていくと信じ、女性支援を行うことで社会貢献を目指していきたいです。