男性看護師が当たり前の社会を目指す 子どもたちが憧れるヒーロー的存在に | 介護・看護・保健師の転職サイトaunジョブ

DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

あきよし
ナースメン
ナースメンあきよし

男性看護師が当たり前の社会を目指す 子どもたちが憧れるヒーロー的存在に

あなたのお仕事について具体的に教えてください。

看護師です。今は看護師の知識や経験を活かして、体質改善サロンとキックボクシングを組み合わせたパーソナルトレーナーとして活動しています。また、全国の男性看護師をコミュニティ化し、ボランティアなどの社会貢献活動を行う一般社団法人Nurse-Menを運営しています。訪問看護ステーションを軸に、イベントでの救護活動、救命講習などを行う株式会社ナスメンも経営しています。

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

私は、高校時代まで夢や将来したいことが無く「このままだと、何の魅力も無いつまらない大人になってしまう」という危機感を持っていました。その時に教師から「働きながら学校に通って資格が取れる」と准看護師になることを勧められました。卒業後は准看護師として2年、正看護師として3年、学校に通いながら病院で勤務し、その後も救急医療の現場で働きました。

救急医療の現場は比較的男性看護師が多く、憧れとして背中を追い続けた先輩看護師が何人もいました。しかし、その先輩方が管理職へとキャリアアップしていくと、現場で見る先輩の背中を見る機会が少なくなっていき、デスクワークや会議など、マネジメントの面で活躍されている姿を見ることが増え、「このまま病院で経験を重ねることが、果たして自分が望んでいた看護師としてのキャリアだろうか?」と疑問を感じるようになりました。

そこで、もっと違った看護師の働き方を求めて退職をし、全国を転々とする中で支援者が出てきてパーソナルトレーナーとしての道を歩むことになりました。救急医療の現場では「病院に搬送されてきた時点で、もう手遅れ」というケースを何件も見て来ました。健康や予防医療など「病院にかかる前」の段階に看護師の立場から関われることは社会的な意義も大きいと考えました。

ある日、私のように医療現場に拘らない形で活動している看護師たちが集まるイベントに呼ばれたことがきっかけで、オンラインサロンなどのコミュニティが生まれました。そのコミュニティをきっかけに男性看護師の仲間が増え、『男性看護師業界をより良いものにしていきたい』という思いが集まり、大きくなった結果、Nurse-Menが誕生しました。

あなたの強みは何ですか?

子どものころから、好奇心が旺盛で何でも手を付ける一方で、飽きやすく何一つ長続きしない性格でした。そんな私でも看護師の仕事は長く続き、それこそ寝食を忘れて取り組むことができています。

このように、自分が「これ」と思ったもの、絶対に叶えたいと思う夢などに向かう熱量は非常に高いと自負しています。同じような技量や経験値の人が物事に取り組んでも全く違う結果が出ることは少なくありません。その差をつけるのは熱意や諦めない気持ちだと思います。

あなたの使命とは何ですか?

一人でも多く男性看護師を増やすことです。現在、男性看護師は全体の1割以下しかいません。女の子の「将来就きたい仕事」では看護師は常に上位ですし、「親が『子どもに就いて欲しい』と思う仕事」でも、女の子の場合は看護師がトップです。しかし、男の子の場合は、当人も親も看護師を希望するのはごく少数です。

実際の看護の現場では、男性患者の清拭や力仕事など、男性が必要とされる場面は少なくありません。また、近年は患者や家族からの看護師への各種ハラスメントや、過剰な要求などが問題になっていますが、男性看護師が現場にいると抑止効果があるようです。しかし、当の看護師を含めた医療現場、患者をはじめとする社会全体に「男性看護師の存在」はまだまだ認識されていない印象です。

そのため、肩身の狭い思いや、働きにくい部分もあり、がんばって資格を取ったにも関わらず看護師を辞めてしまう方もすくなくありません。こうした現状に風穴を開け、男性が看護の仕事をすることに何の不自然さも感じない社会を構築していきます。

あなたのこれからの夢を聞かせてください。

仮面ライダーやウルトラマンなど男性は誰しも小さい頃はテレビや映画の中のヒーローに憧れたと思います。警察官や消防官、医師など人を助ける職業は、その「ヒーローになりたい」という希望が形になったものと言えるでしょう。そうした男の子たちの理想のヒーロー像に看護師が加わることです。

例えば、街中でケガをしたり具合が悪くなったりした人がいたら、どこからともなく現れて、素早く処置を行って「もう安心ですよ」と立ち去っていく、そうした姿をみて子どもたちが「看護師ってかっこいい」と思うこと、「何か困ったことがあったら看護師を呼んで助けてもらえば大丈夫だ」という考えが一般的になることが、看護の世界で働く男性を増やすきっかけになるでしょう。最近では看護師のユニフォームもカラフルですので「戦隊ヒーローのように5色で活動できたら面白いな」などと考えることもあります。

最後に、夢や目標に向かって新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いします。

どのような仕事でも、世の中に「必要とされている」から存在しています。そして、その仕事にあなたが就いているのは「たまたま」ではなく、何らかの必然性があるからです。今の仕事に対して「つまらない」「やりがいがない」などの不平不満を感じているのは、自分自身がそう決めつけてしまっているからではないでしょうか。 最近は「上司ガチャ」「配属ガチャ」などという言葉があるように、自分の思い通りにいかないことがあると、何でも運や周囲のせいにしたがる風潮があります。しかし、周りから与えられることばかりを考えるのではなく、自から何かを変えようと考え、「与える存在」になることで、見えて来るものが全く違ってくると思います。

OTHER INTERVIEW
サンナンズ小菅 小児科医芸人
小児科医とお笑い芸人の仕事を両立
医療を明るく伝えることで、医師・看護師を増やしたい
サンナンズ小菅
現役小児科医芸人
松本悠暉
要介護者当人だけでなく、家族も支えるケアマネに。「介護・福祉職がいるカフェ」オープンが夢
松本悠暉
髭のケアマネ フリーランスケアマネジャー
堀口カストゥリ
シニア向けマ二キュアを開発 介護施設でレクも。シニアがお洒落を楽しむのが当たり前の社会を作りたい
堀口カストゥリ
ラヴィーナ株式会社代表取締役
Read More
馬場田晃一
「介護×音楽」で仕事の魅力を多くの人に発信。「自分の1歩は、必ず誰かの行動を変える」
馬場田晃一
ケアホームカナン施設長 DJ施設長
三代達也
ハンディ持ちながら2度目の世界一周旅行へ。「自分の行動が誰かの一歩になれば」
三代達也
車椅子トラベラー
杉岡奨海
社会福祉士を「なりたい仕事の第1位」に。早期相談・解決が可能な社会づくり目指す
杉岡奨海
社会福祉士 「スカイ学園」主宰 動画クリエイター
田中孝史
地域共生社会構築を目指して任意団体設立。「住民全員が『支え手』に」で彦根を元気に
田中孝史
まちづくり作業療法士 チームエンパワーメント代表
DavRu株式会社ジアンカスプロ瑠美
複業など医療・看護職の新しい働き方を推進。「やりたい」を叶える訪問看護事業所を運営
ジアンカスプロ瑠美
DavRu株式会社 代表取締役
医師・カフェ経営の2足のわらじ
起業で家族と過ごせる時間も増加
玉城博章
フリーランス麻酔科医・コーヒーショップ「パルバコーヒークロフト」オーナー