介護コンサルが教える、自分の希望の職場を見つける転職活動のポイント | 大阪・関西エリアの看護介護専門の転職サイト  ユメシア転職JOB

COLUMN

お悩み解決コラム

介護コンサルが教える、自分の希望の職場を見つける転職活動のポイント

2021/12/14

最終更新日:2021/12/14

株式会社IDO コンサルティング事業部

介護部門ディレクター 山下総司

男性が正面を向いている写真

こんなことをやっています!

【職場環境が悪い、不満がある】

どんな現場にも、そのようになる原因やきっかけがあります。人間関係、給与等金銭面、評価に対する不満、ケアに関すること。それに、意識向上の機会が無い、将来が見えないなど…。例えば人間関係と言っても、一般的に誹謗中傷や噂などが思い浮かびますが、私が現場でヒアリングを通して見ていると、

「思ったことが言えない」
「自分1人だけが目立つと、その後、色々と案件を押し付けられるので、静観している」
「休みや有給休暇の取り方に差があったり、優遇されるようなスタッフが居る」
「何か言うと、倍くらい嫌な用件を言われる」

などなど、一部の事例を出しても、立場も違えば内容も違うという感じです。ここに正社員、パート、アルバイトなどの立ち位置が入ってくると、立場的に言いにくい、言われると従わざる得ない、となったりするわけです。

給与や手当は、業務に見合ったものと言うのもありますが、誰かと比べて少ない・多い等で揉めることの方が、案外多かったりします。評価に関しては、評価者の好き嫌いで変わってしまったり、見ていない人が、勝手に人から聞いて評価していたり。

ケアも進歩して、新しい方法や考え方があるのに、一向に昔のまま。非効率なやり方で、尊厳や人権を無視するようなケアを続けていることに対して、「気持ちがついて行かない」「忙しい」「業務ばかりで学ぶ機会すらもらえない」「行きたい研修に参加したら怒られた」「行ったら行ったで、なぜ勝手に行くのかと問い詰められる」「このままこの会社で働いて、一体10年後、年収はいくら貰えるのだろうか?生活がやっていけるのか、不安になる」などなど。

人はそれぞれ考え方も違えば、感じ方も違うわけですから、このような問題にワクチンのような解決法はほぼ無く、じっくりと原因を見つけ出し、そこから本人に合わせた方法で、対応をして行かなければ本質は変わりません。

私のコンサルティングでは、このような組織、人材の教育や育成も行っています。「皆で創ろうという雰囲気はある、何かを変えなきゃという意識はあるけど、何から手をつけて良いか分からないから、そのままになってしまっている」など、非常にもったいないケースもあります。なぜ意識はあるのに出来ないのか、と言う部分に着目出来ないと、この問題は解決しません。

原因として考えられる大きな要因は、普段から自分達で考えて物事を行う、と言う行動をしていないと言うことです。つまり、決まったこと、決まっていることは卒なくこなせるが、ちょっとした変化、イレギュラーに対しての対応は、皆無に等しいのです。そう考えると、この現状を良くするため、スタッフのやる気を形にするためには、思考と実践の場面を構築して、成功も失敗も経験をさせて学ぶ以外に無いのです。そして思考と実践には、スタッフの今に合った思考と、実践の材料を提供すること。材料を提供して、その考え方・使い方を学ぶ機会を作るところから始まります。そして、それを教えて行けるのは、やはり実践者が適任だと思います。

私自身がこれまで、このような内容を実践して来た立場でもあり、仕事の中では、変化、成長させることを実践として行って来ているのが強みです。コンサルティングでは、こういった思考と実践が自ら出来るようになるまで、しっかりと、教育や実践の経過をフォローして行きます。

【転職しようと思うけど、どういう職場を選んだら良いか悩んでます】

これに関しては、いくつか方法がありますね。
・紹介会社に自分のスキル等を含めて登録をして、一緒に職場を探す
・自ら求人票を見て、見学を通して面接を行う
・知り合いを通じて紹介をしてもらう

紹介会社に関しては何社もありますので、条件や待遇等をしっかりと伝えて、納得の行く会社を選ぶことが大事だと思います。求人票、求人雑誌等から探す場合は、もし可能ならば、見学・体験等をお願いしてみるのが、一番安全だと思われます。逆に言えば、この段階で見学は無理とか、体験とかはやっていません、と簡単に話を聞いてくれない会社は、スルーして行く方が無難です。一概に言えないのですが、見せられない理由が明確でない限り、現場に不安を感じてしまうからです。なので、焦らずに当たってみて欲しいです。

また、見学出来た場合に、何を見て判断をするか?が気になると思います。大体の方は、利用者の表情とか施設の雰囲気とかで考えると思います。もちろん、これが良いことに越したことはないのですが、簡潔に言えばこれがおかしいと感じたらアウトです。ではそれ以外に、何を見れば良いか?これは、現場で働くスタッフの言動です。動作や話し声が大体分かるくらいの遠目からが良いですね。

普段の様子をしっかりと見ること、利用者さんがウロウロと歩き出した時に、スタッフはどんな風に声を掛けて、どんなケアをしているのか、もしくは見ていて「あれ?」と思う時に、周りのスタッフが、その「あれ?」と思うことをしたスタッフに、どう対処しているのか。声を掛けて注意を促すのか、知らんふりをしているのか。こういった部分は見学や体験でしか、見ることは出来ないのでおススメをするわけです。ご参考になればと思います。

あなたにぴったりのお仕事探しはプロに相談してみよう

看護師

転職サイトでは、新しい転職先や働き方など、コンサルタントが無料で提案してくれます。今の職場が自分に合わないと悩んでいるのであれば、まずは相談してみるのがおすすめです。

コンサルティングで行っていること

てるてる坊主の写真

・収益改善、業務改善(現状の見直しも含めたもの)
・ケアの質、スタッフの質の向上のための教育と育成(現場をまず確認して、現状の課題・問題点を明確にしてから、効果的な取り組みを提案します)
ヒアリング、メンタルヘルスを通しての、スタッフフォロー(SNS等を用いての、毎日の進捗管理から個人面談等を通してのフォローまでを行います)
・組織作り、ルール作りを行い、スタッフと会社がお互いに納得するまでの構築
・目指す形、ケアのあり方に向けての具体的な取り組みを、現状の介護保険の実状をしっかりと踏まえた上で、どのような事を実施して行くのかを提案(これに関しては、経営側・管理者・現場スタッフと、アプローチが変わります。立場が違い、目的が同じでもそれぞれの抱えるミッションは違うためです。このような細部にわたる部分についても、日程、回数を調整しながらフォローして行きます)
・地域と施設が繋がる、関わって行く基本的な方法から、先駆的な取り組みの実践までを教育・構築・フォロー(認知症、施設利用者が働く仕組み等)

まとめ

・経営を安定、躍進するために必要なことに対する提案、実施
・現場の質を良くして、収益性をしっかりと押さえた取り組みの構築
・構築を実施するための思考の教育と人材育成
・地域と施設がしっかりと継続的につながっていく仕組み(共生社会)の構築
・組織とルール、評価の構築と落とし込み、管理職、リーダー養成のための教育

この記事を書いた人

男性が正面を向いている写真

山下総司

株式会社IDO コンサルティング事業部

介護部門ディレクター
「クリエイティブな福祉の世界を感じてほしい」 契約法人へ経営、運営、現場構築、地域共生、人材育成の実践、アドバイスをしています。現場に入り共に考えて形にする事が特徴です

=あなたにおすすめの記事はこちら=