デイサービスでの働き方を解説します!
2022/01/18
最終更新日:2022/01/18
デイサービス施設は、施設ごとの特色が出やすく、デイサービス独自の取り組みがある施設も多いため、自分に合った雰囲気で、自分に合った働き方を目指せる職場と言えます。
また、介護の仕事が未経験だという方が初めて働く施設がデイサービス、ということも多いそうです。
デイサービスで働く介護スタッフは、他の介護施設で働く介護スタッフと比べ、仕事内容や給与・やりがいなどに違いがあるのでしょうか?
今回はデイサービスのお仕事について、解説いたします。
デイサービスは通所型施設なため、基本的に夜勤はなく、朝から夕方までの時間でサービス提供を行います。
デイサービスで大切なサービスの一つがレクリエーション。
デイサービスを利用する利用者さん同士の交流、個人の身体機能の向上の役目を担っているのが、日々のレクリエーションです。
人と人との交流で心身ともに健康になってもらうことを目的としており、レクリエーションの企画を工夫することや、毎日実施するため数も重要となります。
8:00 利用者さんのお迎え
9:00 施設にて健康チェック
10:00 レクリエーション
リハビリや入浴介助
12:00 昼食
13:00 休憩・自由時間
14:00 体操やレクリエーション
15:00 おやつ
16:00 自宅まで送迎
17:00 帰社
【大規模デイサービス】
1日の利用定員が26名を超えるデイサービスを大規模デイサービスと呼びます。
1日の利用者さんが多いので、日々のレクリエーションも大規模なものになりますね。
特徴としては、終始賑やかな雰囲気で、利用者さん同士のコミュニケーションも活発になります。
一緒に働く介護スタッフ同士の連携も重要となってきますし、毎日行う大人数でのレクリエーションには、通常よりも大勢で安全に楽しめるような工夫も必要になってきます。
【小規模デイサービス】
1日の利用定員が18名以下のデイサービスを小規模デイサービスと呼びます。
大規模デイサービスの賑やかな雰囲気とは異なり、アットホームな雰囲気が特徴です。利用者さん一人一人に向き合って介護サービスと提供することができます。
【認知症対応型デイサービス】
認知症ケアに特化したデイサービスのことを指します。1日の利用定員が12名以下と、小規模となることが特徴のデイサービス施設です。
認知症の進行緩和を目的としたサポートやレクリエーション、リハビリを行います。
認知症ケアへの理解や、対応ができるか否かが第一に求められる職場になります。グループホームの仕事内容に近い印象です。
【お泊まりデイサービス】
デイサービスの利用者さんがそのまま施設に宿泊できる環境を整えているのが、お泊まりデイサービスとなります。珍しく夜勤として働くことも可能であり、夜勤専従者を募集している施設もあります。
デイサービスで働くことを考えていて、かつ夜勤勤務を希望する方にはぴったりですね。
レクリエーションの企画をするのに特別な資格は必要ありませんが、利用者さんの入用介助など、身体介護を行うためには介護職員初任者研修(ヘルパー2級)以上の資格が必要となります。
また、デイサービスでは利用者さんの送迎が必要となるので、普通自動車第一種運転免許が必須とされている場合があります。運転免許必須という施設ばかりではないので、気になっている方は一度問い合わせしてみると良いでしょう。
デイサービスで働く介護スタッフの業務の中で、大きな割合を占めるのが、レクリエーションの企画です。
介護スタッフが持ち回りで企画を行なっているデイサービスも多くありますので、そういった企画などが好き・得意という方は活かすことが出来ます。以前ご紹介したレクリエーション介護士の資格も役立てることができるでしょう。
認知症特化型やリハビリ特化型のデイサービスでは、それぞれのケアの経験があれば優遇されます。
デイサービスでの給与は正社員の平均で262,900円と、介護業界全体の平均300,870円を下回ることがデメリットと言えるかもしれませんが、デイサービスは通所型なため、送迎時間が決まっており、1日のスケジュールも決まっていることが一般的です。
また、日・祝は休業としている施設も多いため決まっておやすみになる場合があります。土日が休みづらい他の介護職のイメージとは違い、固定休があるとプライベートでの予定も立てやすくなりますよね。
デイサービスでは利用者さんの毎日の変化を感じ取りながら生活のサポートを継続的に行うことが出来ますし、アットホームな雰囲気の施設や賑やかな雰囲気の施設で、介護スタッフ全員で協力し、働くことが出来ます。
みんなで協力し、楽しく介護サービスを提供したいと考えている人にとっては向いていると思います。
レクリエーション企画も重要な日々の仕事の一つです。毎日行うレクリエーションですので、日々の変化も求められます。企画を考えることが負担であったり、憂鬱に感じる方や、身体介助やリハビリに専念する方がやりがいを感じる、という方には向かないかもしれません。
一口にデイサービスといっても、上記でご紹介した規模の違いやリハビリ特化型、認知症特化型など、様々な種類のデイサービスがあります。
また、同じ形態の施設であっても、施設によっての特色はことなります。アットホームな施設、賑やかな施設、レクリエーションの内容や介護スタッフの働き方を事前に見ることで、自分に合ったデイサービスを見つけることが出来ます。
また、プライベートの充実のため、固定休があるか、夜勤に入る必要があるかなど、条件面でも自分の希望する施設を探しましょう。