医師・カフェ経営の2足のわらじ。起業で家族と過ごせる時間も増加 | 介護・看護・保健師の転職サイトaunジョブ

DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

玉城博章
フリーランス麻酔科医・コーヒーショップ「パルバコーヒークロフト」オーナー

医師・カフェ経営の2足のわらじ
起業で家族と過ごせる時間も増加

――あなたのお仕事について具体的に教えてください。

フリーランスの麻酔科医です。また、2025年1月に東京都千代田区で「スペシャルティコーヒー専門店「パルバコーヒークロフト」を開業しました。現在は二足のわらじで活動しています。

店は立ち飲み席なども含めて全部で20席ほど。平日は近隣のオフィスワーカー、休日は家族連れなどが主なお客様です。コーヒーのほかに自家製の焼き菓子も人気です。

事業の比率としては、まだ麻酔科医の方が主ですが、将来的には50対50の比率にする、あるいはもう1つ何か事業をすることを検討しています。ちなみに、次のビジネスとして、私自身がシェアハウスに住んだことがあり、とても楽しかった経験から、シェアハウス運営を考えています。場所は関東圏内、できれば海の近くが理想です。

医師以外の仕事で起業したい

――この仕事を始めたきっかけを教えてください。

スポーツが好きだったこともあり、大学病院勤務の整形外科医として医師のキャリアをスタートさせました。しかし実際に勤務を始めてみると、整形外科医は1人の患者さんと長く付き合っていくケースが結構ありました。私はせっかちな性格でしたし、「その手術のときだけ目の前の患者さんに集中する『短期決戦型の医療』である麻酔科医の方が自分に向いているのではないか」と考えました。また、医師になった当時は独身でしたが、「結婚をしたら家族と過ごす時間を大事にしよう」と決めていたこともあり、ライフワークバランスなども考えて2018年に麻酔科医に転身しました。

また、勤務医というのは、病院という限られた環境・システムの中で働いているため、どうしても世間一般とは違う感性・感覚を持ってしまいがちです。それではまずいと考え、医師以外の仕事で起業したいという気持ちはずっと持っていましたが、特に何をするかは決めていませんでした。

コーヒーショップにしたのは、元々コーヒーが大好きで、行きつけのコーヒーショップのマスターから「もし、コーヒーショップを経営したいのなら、バリスタを紹介するなど色々と応援するよ」と背中を押してもらったことがきっかけです。勤務医のままではコーヒーショップ経営の時間が確保できませんでしたので、医師に関してはフリーランスという形をとることにしました。現在は曜日を決めて複数の病院で勤務しています。

飽きっぽさが強みに

――あなたの強みは何ですか?

一般的には短所として認識されることも多いでのすが、「飽きっぽい性格」であることが大きな強みだと考えています。1つのことをとことん突き詰めるよりは、多くのことに興味・関心を持つタイプです。常に強い好奇心を持って新たなことにチャレンジできますし、新たなことを始めるのに対する心理的なハードルも高くありません。世の中の変化などに対応してビジネスの内容や形態をどんどん変えていく必要がある今の時代に、こうした性格は非常に有利だと考えています。

まずは自分が毎日楽しく働くこと

――あなたの使命とは何ですか?

私自身のミッションとして「よい思い出をたくさん作る。そして、それを人に与える」を掲げています。まずは自分が毎日楽しく働くことです。その楽しさは家族やカフェのスタッフ、お客様などに自然に伝わります。さらにそこから多くの人に伝わっていけば、ゆくゆくは社会全体が楽しく、幸せになるのではないでしょうか。

例えば、収入の面だけを考えるならば、仕事をフリーランス麻酔科医1本に絞り、とにかく働くのが一番です。しかし、コーヒーショップ経営を始めたことで収入は若干下がりましたが、時間的な余裕ができ、子どもの保育園の送り迎えも自分が行けるようになりました。こうした家族と過ごせる幸せな時間を持てる、という楽しさが多くの人に伝わっていくことが理想です。

ビジネスをしっかりと確立させながら、家族を大切に

――あなたのこれからの夢を聞かせてください。

現在、コーヒー豆の焙煎は他所のロースターを借りて行っているのですが、利用料が1時間で3000~4000円程度かかります。そのコストは店のコーヒー価格に反映させざるを得ませんし、ロースターへの移動時間も馬鹿になりません。焙煎所付きのロースターを自前で持つことが直近の夢です。

店舗は増やしていきたいとは思っていますが、自分自身の目がしっかりと行き届くこと、味やサービスの品質を保つこと、そして家族と過ごす時間をしっかりとることなどを考えると、あと1~2店舗ぐらいではないかと思います。

個人的な夢としては、子どもが独り立ちしたら、イタリアに料理留学をしたいと考えています。

そして、何よりもビジネスをしっかりと確立させながら、家族を大切にしていくことです。若い頃にバックパッカーとして世界中を巡りましたが、どこの国の人も家族をとても大切にしていたことが強く印象に残っています。妻にとって良い夫、子どもにとっては良い父親であり続けることが最大の夢です。

自分にとってプラスになるならどんどん転職活動を

――最後に、夢や目標に向かって新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いします。

今は、転職活動自体はスマートフォンなどを使って空いている時間に、無料で気軽に行えます。転職が収入アップやキャリアアップなど自分にとって何らかのプラスになるのであれば、どんどん転職活動をしてみましょう。ただし、転職にはリスクもあります。「自分の強み・弱みなどをしっかり分析し、言語化しておく」「次の仕事が決まっていないのに退職してしまわない」など、リスクヘッジは十分に図っておく必要があります。

また、私が行きつけのコーヒーショップのマスターにサポートしてもらったように、起業するにせよ、転職をするにせよ人脈が非常に重要になります。今はSNSなどを通じて情報発信ができますので、一個人でもファンやサポーターを集めることが可能です。自分の夢ややりたいことなどはどんどん発信して協力者を増やしていきましょう。

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