産業保健師の普及で「健康経営」が当たり前の社会に。医療従事者の「自由な働き方」のサポートも | 介護・看護・保健師の転職サイトaunジョブ

DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

舍川美咲
産業保健師 株式会社Avenir取締役 株式会社MENITY代表取締役
MENITY 舍川美咲

産業保健師の普及で「健康経営」が当たり前の社会に。医療従事者の「自由な働き方」のサポートも

――あなたのお仕事について具体的に教えてください。

産業保健師です。企業様へ産業医や産業保健師・看護師のご紹介、医師のキャリア支援、産業保健師スクールの運営などを手掛けるAvenirという会社で勤務し、官公庁や大手IT、建設・保険・食品など様々な企業を担当し、従業員の方の健康作りや予防医療に携わってきました。2024年4月からはAvenirの取締役になる一方で、事業の一部を引き継いで自らMENITYという新会社を設立し、産業保健師として活動しています。

看護師としての臨床経験と海外留学を経て保健師に

――この仕事を始めたきっかけを教えてください。

以前より予防医療の分野に興味があり、学生時代に保健師を目指しました。保健師にも「臨床経験が需要である」とのことで、卒後は都内の某大学病院にて看護師として勤務をいたしました。医療の現場では、症状が悪化してから初めて通院・入院する多くの患者さんを目の当たりにして、予防医療の必要性について改めて実感しました。

当初から「看護師として3年間勤務し、その後1年は海外留学、そのうえで保健師になる」ということを目標としていました。予定通り看護師として勤務した後、海外留学をし、保健師を目指す中でAvenirと出会い、入社に至りました。

目標と熱意と行動力があれば、何かしら実現できる

――あなたの強みは何ですか?

どんなに困難があっても、一度決めた目標に対して、突き進める熱意と行動力があることです。

当初は、大手企業の産業保健師になるためには、「未経験者では難しい。まずは契約社員や健診センターで経験を積んでから」と言われるケースが非常に多く、20社ほど不採用の状況が続きました。多くの人は、ここで心が折れてしまっていたかもしれません。産業保健師の需要はあるはずなのに、ゼロイチで産業保健師を始めることができない現状にもどかしさを感じました。「産業保健師になりたい」という目標は捨てきれず、様々な交流会や勉強会に参加する中で、Avenirに出会いました。

当初、Avenirでは企業様へ産業保健師・看護師のご紹介は行っておらず、産業医のご紹介のみでした。入社後、産業保健師・看護師が所属しているヘルスケアチームが発足し、今では東京、名古屋など全国で計40名ほどの産業保健師・看護師を抱えるまでに成長し、現在でも新たなメンバーを募集しています。こうした経験から「目標と熱意と行動力があれば、何かしら実現できるのでは」と実感しました。

産業保健師という存在を広く知ってもらうことが使命

――あなたの使命とは何ですか?

産業保健師は法的な設置義務がないこともあり、まだまだマイナーな存在です。大手企業の中でも産業保健師・看護師が従事しているところは限られております。

社員の方々が健康で、より良いパフォーマンスを発揮できることは、企業の成長や安定の維持には必要不可欠です。年々、「健康経営」などが注目されていることを追い風に、まずは、産業保健師という存在を広く知ってもらうことが使命だと考えています。

医療従事者の多様な働き方、セカンドキャリア、サードキャリアの支援も

――あなたのこれからの夢を聞かせてください。

私自身が看護師と働いていて実感したことですが、医療従事者の中には「医療機関で勤務することが当然」という意識が強くあるのではないかと思います。保健師もこれまでは「行政保健」「学校保健」「産業保健」の3つの働き方以外の選択肢はほとんどありませんでした。しかし、近年では医療従事者が自ら起業したり、フリーランスで働いたりと、様々な働き方が広まってきます。こうした「自由な働き方」が自然に選べる社会にしていくことが夢です。「多様な働き方」によって、より多くの方と関わることができ、自分自身も文化や習慣、物事の考え方や伝え方などを学ぶきっかけとなるのではないかと思います。

私は留学時代に、看護師のコミュニティ「NURSE TOKYO」・医師のコミュニティ「DOCTOR TOKYO」を立ち上げて、運営しています。もっとたくさんの人と関わることで、面白いアイディアやつながりが増え、俯瞰視できるのではないかと考えたのが理由です。

こうした経験を活かして、この4月より自身が経営する会社MENITYで、「医療従事者を笑顔に」ということをテーマに、現役の医療従事者のセカンドキャリア、サードキャリアの支援も行っていきたいと考えています。

チャレンジには失敗がつきもの。ポジティブに。

――最後に、夢や目標に向かって新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いします。

病院勤務時代に、患者さんがご自身の人生経験を元に「どんなことにもチャレンジした方がいい」とアドバイスをして亡くなっていくケースが多くございました。人生は一度きりしかありません。今「やりたい」と思うことがあれば、実現に向けて多くの人に会うなど積極的に行動して、人とのつながりや情報などを豊かにしていきましょう。

大切なのは、私のように「やりたいことを言語化」して多くの人に伝えていくことです。すると直接的・間接的に応援をしてくれる人が必ず出てきます。自分の頭の中で考えているだけではあなたの夢は誰にも伝わりません。その夢は自分自身の人間力を上げることになるかもしれませんし、世の中に貢献できることかもしれません。

また、チャレンジには失敗がつきものですが、「失敗してもチャレンジした結果だ」とポジティブに考えていくことで、より具体的な行動を起こしやすくなると思います。

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