自らの人生経験を元に「心を大切に寄り添えるケアマネ」に。活動の幅を広げ、より社会に貢献ができたらと独立起業 | 介護・看護・保健師の転職サイトaunジョブ

DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

しまおゆうこ
合同会社まぁる代表社員 ケアマネジャー
産業ケアマネ しまおゆうこ

自らの人生経験を元に「心を大切に寄り添えるケアマネ」に。活動の幅を広げ、より社会に貢献ができたらと独立起業

居宅介護支援事業所の運営ときらめき認知症シスターの活動

――あなたのお仕事について具体的に教えてください。

2012年に介護の現場でヘルパーとして働き始め、その後はさまざまな現場で働き、ケアマネジャーの資格を取得してからはケアマネジャーとして勤務してきました。2024年4月1日に「合同会社まぁる」を立ち上げ、滋賀県大津市で居宅介護支援事業所の運営を始めました。このほか、機会をいただいたときには「きらめき介護塾」が認定する「きらめき認知症シスター」として、紙芝居を使って一般の人たちの認知症に対する理解を深める講座を行うなど、介護、認知症に関するさまざまな活動をしています。

活動の幅を広げるため起業の道へ

――この仕事を始めたきっかけを教えてください。

元々ヘルパーとして訪問介護を始め、その後はデイサービスや診療所、サービス付き高齢者向け住宅、小規模多機能型居宅介護、特別養護老人ホームなどさまざまな現場で働いていたのですが、身体をいためてしまったことがきっかけでケアマネジャーとして活動するようになりました。また、介護保険のケアマネジャーの仕事だけでなく、滋賀県にはまだ少ない産業ケアマネの1人として、仕事と介護の両立支援の活動など、介護をする人たちのサポートにも力を入れていきたいと思っています。

しかし、自分が雇用されている立場ですと、こうした活動をするにもさまざまな制約があります。特に3月までは地域包括支援センターに勤務していましたので、こうした活動に力を入れることが難しい状況でした。今後さらに幅広い活動を行いたいと考えて、一念発起して起業の道を選びました。

ケアマネジャーとして、ご本人、ご家族の気持ちに寄り添える

――あなたの強みは何ですか?

まず、ケアマネジャーは要介護者本人の身体やご家族の状況など正しく判断して、その人の自立を支えるための最善と思われるケアプランを作ることが求められます。そのためには、ご本人やご家族と信頼関係を築き、今の状況や悩み、希望などについてありのままを話して下さることが大切です。

私は物心ついたときから人が大好きでした。例えば「人間関係が難しい」と言われている場面でも比較的大きな問題なく、ご利用者、ご家族など関わる人に恵まれていたこともあり「人間関係が嫌だから、仕事に行きたくない、辞めよう」と思ったことはありませんでした。誰とでもすぐに距離感を縮めることができ、相手の方に安心していただけるというのは、人に寄り添う介護職、ケアマネジャーにとって大きな強みではないかと思います。

また、結婚生活の中で、同居する姑との関係や配偶者とのトラブルなど、自分が嫁の立場として家族関係に悩んだ時期もありました。疎外感や孤独感を感じストレスから30歳でがんを患ったこともありました。今はプライベートでは実母の認知症という課題に直面していますが、若いうちにした経験や今現在の経験が、ケアマネジャーとして、ご本人、ご家族の気持ちに思いを馳せることができ、少しでも寄り添うことができているのではないかと思います。

介護の仕事を始めたことで、自己承認することができた

――あなたの使命とは何ですか?

先ほども話したように、私は結婚生活でさまざまな問題を感じ、命を絶つことを考えたりもしましたが、その当時は相談できる相手や場所もありませんでした。しかし、そうしたどん底の状況でも、介護の仕事を始めたことで、自己承認することができ、暮らしへの考え方や感じ方が変わり、心身ともに元気になることができました。今では人生を前向きに楽しんでいます。

人は誰でもちょっとしたきっかけで大きく変わることができます。このことを1人でも多くの人に伝えたり、気づくきっかけとなったりできたらと思います。幸せな人生を送るためのサポートができ、社会に笑顔を増やしていきたいと考えています。

地域への貢献と産業ケアマネとしての活動を

――あなたのこれからの夢を聞かせてください。

地域の人たちのお役に立つ活動を行うことが夢です。現在、事務所を借りている建物には空いている部屋もあります。オーナーさんも社会貢献活動にご理解いただいていることから、ゆくゆくはこのスペースを年齢や立場に関係なく誰もが自由に集えるコミュニティスペースなどとして活用できたらと考えています。

もう一つは産業ケアマネとして、県内の企業に対し、突然始まる介護で従業員が離職をしないよう、介護が始まる前の段階から、介護について学ぶことが大切であると周知していく活動をしたいと思っています。そのためには、まだまだ産業ケアマネも少ない状況です。同じ思いを持った仲間を増やし、企業やそこで働く人たちに具体的な提案が行える体制を整えたいと考えています。

「迷う」ということは、半分は「やりたい」という気持ちがあるってこと

――最後に、夢や目標に向かって新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いします。

自分の今の状態について悩んでいたり、将来進むべき道について迷っていたりする人は多いと思います。まず、考えてもらいたいのは「人生は一度きり」ということ、「時間は有限である」ということです。迷っている間もどんどん時間は過ぎていきます。「迷う」ということは、半分は「やりたい」という気持ちがあるってことです。自分の中で少しでもワクワクした気持ちがあったなら前に進むべきだと思います。失敗してもいいのです。もし、失敗したとしても、その経験は必ず次に活かせます。私自身、1年後はどうなっているか、不安もありながらでしたが起業しました。今は、起業してよかったと思っています。

自分が目指す生き方、働き方をしている人がいたら、どんどんヒアリングをすることが大事だと思います。私も起業する前には、1人で居宅介護支援事業所を運営しているケアマネジャーに何度も相談させていただき、たくさんの学びをいただきました。今はSNSなどで目指したい人とも簡単につながりやすいので、上手く活用するのも一つの方法だと思います。

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