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特養2年待ちと言われても諦めない!年金内で老人ホームと介護費用を賄う方法

みなさんこんにちは。薬剤師の坂巻です。後悔&我慢の無い介護をする為に相談に乗っています。

読者やみなさんからいただいた【我慢しない介護シリーズ】第一弾。

今回の相談者は、要介護3の母を持つ50代の女性。母親本人が受給している年金で全てまかなえる介護施設として、特別養護老人ホーム(特養)に申し込んだが約2年待ちと言われ悩む相談者。他の選択肢も探すも、洋服好きのハンガーラック3つ持ち込める広さの個室がある施設がなかなか見つからず苦労しているとのこと。

特養の入居待ちの間に、予算内で入居できる老人ホームを探す時のコツや注意点などについて坂巻がお答えします!

相談者様の状況

【娘(相談者)の状況と希望】

・大学生の子供が2人おり、共働きをしている

・母親の生活費&介護費は年金給付額内(20万)以内に収めたい

・頻繁に面会に行く予定はない為、県内であれば場所はどこでも良い

【母親の状況と希望】


・82歳で要介護3、なんとか独歩は可能だが、ふらつきがあり転倒リスクがある

・5年ほど娘とは片道2時間離れた家で一人暮らしをしている

・洋服が好きで施設にもハンガーラック3つほどの洋服を持ち込みたい

・年金は月20万円ほど
・田舎でもOK、場所はこだわりない

・特養に申し込むも約2年待ち

・これまで5ヶ所の有料老人ホームの見学に行くも、部屋の狭さが問題で決まらず

老人ホームの個室の適切な広さは?

ご要望を拝見すると、場所は絞っておらず、年金受給額も比較的高いものの、「洋服をたくさん持っていけるくらいの部屋の広さ」と「首都圏で生活費や介護医療費込みで年金20万円以下」の両立ができず、入居先が決まらないことがわかります。

このようなケースは多く、一人暮らし歴が長いので荷物が多いため、入居施設先(引越し先)にそれらを持ち込みたいが、個室が狭い場合です。

実際は介護度も上がり自身でできないことも増えてくるため、老人ホームで毎日おしゃれ着を着たり、今の趣味をやり続けたりは難しいのですが、ご本人の生きがいや楽しみを持ち続ける為に、希望はなるべく叶える必要があります。

しかし広ければ良いというわけではありません。

老人ホームは共有スペースが多く、普段はそこで過ごされる方が多いため、自室は寝る時くらいしか使用しない方は、個室が広い必要はありません。

また、介護度が高い場合は狭い居室の方が移動が容易となり使い勝手が良く満足度が高くなります。

介護施設の部屋の広さ

有料老人ホームの居室面積の基準は13㎡以上のため、特に都市部の安価な老人ホームの居室は狭いところがほとんどです。荷物がどうしても入らないが捨てたくない場合は、レンタル倉庫などを安価で借りることを、検討しましょう。

今回は好きな洋服ハンガーラック3つほどの洋服を持ち込むということで、レンタル倉庫などは利用せずに20㎡以上の居室面積を持つ老人ホームを探すことになりました。

年金で有料老人ホームに入居するには

有料老人ホームについてどのようなイメージがありますか?

「有料老人ホームは、高級な老人ホームで年金で入ることはできない」というイメージがある方も多いのではないでしょうか?

それらのイメージから探したことがない方も多いのですが、実は安価に年金で入居できるような老人ホームもあります。ですので特養に入居できなくても諦めずに一度検討してみましょう。

相談者様の場合、生活費や諸々込みで20万円以下ということで、要介護3の介護保険料の自己負担約2.2万とその他施設のレクリエーション代やその他自己負担サービスで約1.5万と想定すると、月額の施設の利用料は食費込みで16万円ほどに抑える必要があります。

しかし相談者様希望の県の有料老人ホーム月額費用の相場は23.9万円だった為、希望から大きく離れています。そのため何かを妥協しなくてはなりません。

介護施設の費用相場

老人ホームの費用は、家賃に大きく影響を受けるため、多くの場合都市部から離れるとそれだけで安価な穴場施設を見つけることが可能です。今回の相談者様は、県内であれば場所を選ばないということでしたので、県内でも比較的郊外にある老人ホームでお探ししました。

ご提案した内容

個人情報の都合上、詳細について記述はできませんが、

・首都圏の県の郊外エリア(県庁所在地から電車で45分程度)

・個室で居室面積22㎡・入居金0円、月額利用料169,000円

と数件の老人ホームをご案内させていただきました。

もちろん老人ホームを選ぶ際は、広さや値段以外にも、各種必要となる介護サービスの対応状況、認知症への対応レベルや看取りレベル、その他クチコミ等確認しなくてはいけないことはたくさんありますが今回の記事では省略させていただきました。

今回紹介できなかった部分については、次回以降の記事で紹介しますね。

まとめ「年金以内で入れる、個室の広い有料老人ホームは両立できる」

年金給付額内で入居できる有料老人ホームはあります。昨今は在宅介護が注目されており、様々なサポートが増えていますが、家での介護は家族に精神的・身体的な負担が大きくもあります。介護する家族の体調が悪化したり生活に支障が出ることは、介護を受ける側にとっても良くありません。

介護をサボるという観点でなく、上手に老人ホーム含め介護サービスを活用しましょう。老人ホームを検討する際は、自身で一から調べるのは大変であり、ケアマネージャーさんも自分の担当や繋がりのある施設以外は情報が無いことも多いので、情報を持っている専門家を上手く活用しましょう!

次回は「介護認定が出ても動物と暮らしたい」相談者様のお話の予定ですまた、随時個別で介護についてのご相談も受けておりますので、お気軽にご連絡ください♪※相談費用等は発生しませんのでご安心を!

ではまたお会いしましょう!

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この記事を書いた人

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薬剤師 坂巻沙織

株式会社inCluve 代表取締役社長

薬剤師として老人ホームにて薬物管理に従事の後、人事で従業員の働き方をサポート。自身の家族である祖父母や身内にいる障害者の介護選びにおける情報量の少なさに疑問を持ち、「介護選びのミスマッチ」を改善すべく介護関連の会社を設立。

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