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健康経営の推進のため、注目が集まっている「産業保健師」のお仕事とは?

企業で活躍する保健師を「産業保健師」と呼び、健康経営のキーパーソンとして今、注目を集めています。

今回は産業保健師の役割、重要性と専門性、産業医との役割の違いについて紹介します。

産業保健師の主な働き方

働く人の健康を守る看護職

まず保健師とは、人々の病気や怪我を予防するための保健指導を行う人のことです。つまり産業保健師とは、企業において働く人の健康管理をする保健師のことです。

看護師や助産師より知名度は低いかもしれませんが、保健師も同じ看護職です。保健師になるためには保健師国家試験の他に看護師国家試験にも合格する必要があります。

保健師の活躍の場は私たちの生活の近くにあります。

・行政に勤務する行政保健師
・学校に勤務する学校保健師
・病院に勤務する病院保健師
・企業に勤務する産業保健師

平成30年に発表された衛生行政報告例によると2018年時点で保健師の就業状況は52,955人、そのうち大部分を占めているのが「都道府県」「市区町村」「保健所」で働く行政保健師で、29,666人でした。一方企業で働く産業保健師は3,349人です。

保健師全体で見ると全体の6.3%が産業保健師として働いていることがわかりますね。

注目が集まる産業保健師

健康経営を推進するため、産業保健師の役割に注目が集まっています。産業保健師は企業と産業医を繋ぐ、いわばコーディネーターのような役割を担っています。「働き方改革」が進んだことで、産業医に求められる役割も増加したのです。

また、企業の現場では数多くの健康に関する対応が求められているため。人事労務担当者の負担も増加していることも大きな課題となっています。

産業医と人事労務担当者の負担を軽減し、かつ、従業員の健康を守るために効果的だとされているのが産業保険チームの構築です。これまで産業医のみが行ってきた業務を医療専門職である産業保健師と分担するのです。これにより、保健医が行う業務の質を向上させることができます。

産業保健師には産業医と企業を繋ぐコーディネーター的役割もあるため、円滑に保健活動ができるようになります。

産業医と産業保健師の役割の違い

法律で従業員が50人以上の企業では産業医を選任することが義務付けられていますが、保健師の選任についての定めはありません。産業医と保健師を比較した際、産業保健師の強みになるのが、企業担当者や従業員との距離の近さです。

産業医を選任している中小企業では、産業医は月に1回企業訪問するケースがほとんどです。また、専属産業医のいる大企業の場合では産業医は常勤していますが、従業員数が多いためその分、産業医と従業員一人一人との接点が少なくなってしまうことがあります。

健康状態 早期フォローアップ

産業医が従業員の不調を認識するタイミングは以下の通りです。

・健康診断の結果に異常所見が見つかった時
・ストレスチェックで高ストレスと選定され、面談を希望された際
時間外労働が1ヶ月で80時間を超え、面談を希望された際
時間外労働が1ヶ月で100時間を超えた際
本人からの面談希望があった際

このように異常が見つかり、初めて接点が生まれるのです。これでは健康状態がグレーゾンの段階で産業医が把握し、早期フォローアップすることは困難です。また、面談対象の基準に達しないものの軽度の不調を抱えた従業員への対応が難しい状態です。

産業保険師の強みはこの問題をフォローすることが可能になるということです。日頃健康の相談窓口となっている産業保健師は従業員にとって身近な存在となるため、潜在している問題の早期発見に繋がります。専門的な知識がある産業保健師が、都度的確なアドバイスをすることも可能ですね。

従業員それぞれの健康状態を総合的に把握し、早期のフォローアップを可能にする、企業で働く従業員によって「身近な医療専門職」です。

紙で出来た病院を持つ手
企業と産業医を繋ぐ医療専門のコーディネーター

保健師は第一種衛生管理者免許を受けたり、ストレスチェックの実施者になることができます。

日頃のメンタルへスルを含んだ健康相談や保健指導健康教育のほか職場復帰支援や治療と仕事の両立支援など、実に幅広くの産業保険活動業務を担っているのも産業保健師です。産業保険体制を強固なものにしたい企業にとって、産業保健師は心強い味方になります。

認定されることで大幅なイメージアップにつながるとされている健康経営優良法人というものがあります。認定される企業には産業保健師を導入している事例が多く、保健師の活躍に期待が高まっているのです。

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