コロナ禍で注目。エッセンシャルワーカーとは? | YUMEXIA エッセンシャルワーカーのための情報サイト
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コロナ禍で注目。エッセンシャルワーカーとは?

●はじめに

●エッセンシャルワーカーって何だろう?

●具体的なエッセンシャルワーカー

●エッセンシャルワーカーを支えるための取り組み

●社会になくてはならないエッセンシャルワーカー

●はじめに

新型コロナウイルスが私たちの前に現れて以来、日々その名を聞かないときはありません。アメリカ企業をはじめとした製薬会社が行うワクチン開発に挑み、他にも感染予防策…etc治療にまつわるニュースはもちろん、さまざまなメディアを通じ、感染拡大に歯止めをかけようと奮闘する、社会の著しい変遷が目に入ることでしょう。

変遷といえば、テイクアウトやデリバリーといった食にまつわる新たなサービスや、「巣ごもり」需要など新しい生活様式で高まるアマゾンなどの通信販売の利用増。エンターテインメント業界でもライブ配信というこれまでになかった表現方法も生まれ、さまざまなシーンにおいて変化は止まりません。しかし、その土台を支えるのは、何といっても健やかな体の維持と衣食住です。そんな日常生活に欠かせない存在、エッセンシャルワーカーについて、解説していきましょう。

●エッセンシャルワーカーって何だろう?

「ソーシャルディスタンス」、「ロックダウン」、「リモートワーク」…。新型コロナウイルス感染症の蔓延により、身近になった新たな言葉たち。そのひとつである「エッセンシャルワーカー」とは、どういう意味か知っていますか? 英語で「必要不可欠な」という意味を持つ「essential」と、「労働者」という意味を持つ「worker」を組み合わせたこの言葉は、私たちが日常を送るために欠かせない、大切な職業に就いている人々を表しています。

感染症予防のため、世界中でロックダウンが行われる緊急事態となった2020年。日本でも同年4月、一部地域では2021年初頭にも緊急事態宣言が出されたことを受け、リモートワークになる会社や学校が休校になるなど、外出自粛が呼びかけられました。

そんな中でも日常生活は存在します。例えばコロナ禍だからといって他の病気が進行を待ってくれる、怪我が起こりにくいなんてことは当然ありえず、病院や薬局の存在は欠かせません。訪問での介護サービスや老人ホームの運営なども同じです。また、インフラを維持するための小売業=スーパーやコンビニそのものはもちろん、物流も動き続けなければ店頭に商品を並べることはできません。電車やバスなど、公共交通機関の存在も必須です。こういった数々のエッセンシャルワークが、私たちの生活を支えてくれていることは言うまでもありません。

世界中で誰も経験したことのない未曾有のコロナ禍。常識が覆り、当たり前だった日常生活は突然色を変えたことと思います。通勤・出社で人が集まることを避けるべくリモートワークを行える業務もありますが、多くのエッセンシャルワーカーは、現場で従事する必要がある職種。ロボットやAI技術の発展をもってしても代えがたい職業です。そんな人々へ世界中から感謝と敬意を表す声が上がったことが、エッセンシャルワーカーという言葉の浸透に大きく影響したといえます。

●具体的なエッセンシャルワーカー

2020年10月、総合商社・伊藤忠商事の若手社員が、社内や関連企業にまつわるエッセンシャルワーカーの活躍を収めた動画を作成し、ニュースになりました(2020年10月3日朝日新聞デジタルより)。オフィスの清掃・消毒を担う人から、小売業や食の生産・加工業、さらにマスクや医療用防護服の生産の様子などにも触れ、“エッセンシャルワーカーへの感謝の気持ちを表した”ものでした。ひとつの企業を例にとっても、関わりのあるエッセンシャルワーカーの存在の大きさがよくわかるエピソードです。

では、エッセンシャルワーカーにあたる職業からいくつかピックアップしてみましょう。

まずは医療従事者=医師、看護師、救命救急士、理学療法士など、医療の現場に携わる人々です。医療機関、介護施設で専門的に従事する職業であるため、広義では介護福祉士なども含まれると考えられます。コロナ対応を迫られる最前線となる現場も多く、人々の健康を守る、サポートするという、まさにエッセンシャル=必要不可欠な存在です。

次に介護・保育の現場についてはどうでしょうか。前述のように介護福祉士は医療現場とも密接な関わりを持っています。他にも老人ホームやデイサービスセンターなどでの介助業務、さらに子どもたちの健やかな命を預かる保育士の仕事も同様です。

加えて、私たちのライフライン維持に欠かせないスーパーやコンビニ、薬局や商店などに勤める人々です。特に食料品を扱う店舗は日々必要となるため、最も身近なエッセンシャルワーカーといっても過言ではありません。その品揃えは運輸・物流業の人々で成り立っているほか、移動に欠かせない電車には駅員、役所や郵便配達、銀行やごみの収集員など、本当に多くのエッセンシャルワーカーによって社会が守られていることが実感できます。

●エッセンシャルワーカーを支えるための取り組み

これまでお伝えしてきたように、私たちが何気なく過ごしている日常が維持できるのは、多数のエッセンシャルワーカーの存在があるからこそ。では、当のエッセンシャルワーカーを支える仕組みはどういったものがあるのでしょうか。現状において、業務への負担は増え、それに伴う精神的負担もかかっているだろうことは明白です。コロナ禍において休業要請を受けた飲食店への補償はよく知られたところですが、ここではそれ以外の2つの支援についてご紹介いたします。

まず、新型コロナウイルス治療の最前線となる医療現場への支援です。厚生労働省は対象条件に当てはまる医療従事者やその職員に対して、「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」という慰労金交付事業を行なっています。感染リスクも高いなか、医療従事者へのサポートは医療崩壊を防ぐ最重要課題のひとつとして欠かせません。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000098580_00001.html

次にご紹介するのは、介護業界への支援です。厚労省が定める条件のもと、介護サービス事業所・施設等に勤務する職員を対象としています。介助業務など、利用者の方とのふれあいは欠かせず、また高齢者は感染リスクも高いため、一層の対策が必要となるなど、こちらも手厚いサポートは必須。利用者ご本人の健康的な生活維持はもちろんですが、そのご家族の支えでもあるため、こちらも安心できる現場運営の維持がとても大切です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00144.html

●社会になくてはならないエッセンシャルワーカー

これまでの価値観や当たり前だったことはすっかり形を変え、新たな時代へ突入したといえる昨今。淘汰され消えるものもありますが、その上でも改めて大切にすべきことが再確認できたのではないでしょうか。上記のとおり、私たちの生活は、エッセンシャルワーカーの人々の存在なくしては成り立ちません。これからこの仕事を選ぶ方は、社会貢献性の高さも感じ取っていただけたと思います。今だけの注目にとどめるのではなく、日々のささやかなことでも「ありがとう」という心を持ちながら、互いに支え合う社会を目指していきたいですね。

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