大阪に多い「高級老人ホーム」への転職。メリット・デメリットは？

超高齢社会に突入している日本では、老人ホームや介護施設の数も増え多様化しており、利用者の選択肢も広がっています！最近大阪でも多く見られる、いわゆる”高級老人ホーム”の人気が高まっているようです。預貯金や退職金を費やしてでも入居したいと考える高齢者が多い中、実は介護士にとっても働きやすいという声が上がっており、そのメリットに注目が集まっています。高級老人ホームとは一体どういったものなのか、転職するうえでのメリットやデメリットについて見ていきましょう！

一般的な介護施設と「高級老人ホーム」との違いとは？

介護施設や老人ホームの種類について、代表的なものを見てみましょう。

まず介護施設については、運営元によって公的施設と民間施設とに分けられます。”高級老人ホーム”は後者に分類されます。公的施設には、特別養護老人ホーム、ケアハウスなどがあります。一方民間施設としては、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどが挙げられます！

どこからが”高級”なのか、線引きは難しいところですが、入居時や月額の費用が高額で、さらに手厚いサービスがあるのが決定的な違いと考えて良いでしょう。高級ホテルのような外観や内装をしている施設も多くなっているんですよ！

サービスについては介護や日常生活のサポートにとどまらず、より充実感を持って過ごせるような設備や体制が整っているのが特筆すべき点といえます。様々な企業が介護事業に乗り出している昨今、医療設備の充実や高齢者の生きがいにつながるサービスの提供、ラグジュアリー感をウリにした施設など、特色を持った老人ホームがたくさんあります！

入居者にとってのメリットが介護士の働きやすさにもつながる！

高級老人ホームの特色やメリットについて、さらに詳しく紹介します。

まずは立地条件。大阪でも多くの高級施設がありますが、その多くは駅から近くアクセス良好だったり、逆に閑静で眺望の良い環境にあったりなど、立地条件の良さがメリットとしてあります！

また、外観だけでなく内装にこだわっているところも多く、高級老人ホームならではの良さがたくさんあります！例えばトレーニングジムや温浴施設、娯楽施設など、より良い暮らしを実現するための充実した施設があることも大きなメリットですよね！その他にも、医療体制が整っていて安心、食事が充実しているなど、入居者が快適に過ごせる環境が提供されているのです。

このような入居者にとってのメリットが、実は介護士やそこで従事するスタッフの働きやすさにもつながっていきます！

決して安くない入居費用で、充実したサービスや高級感を謳っているからには、そこで働く人員を多く確保しているのが一般的。そのため人手不足によるハードワークとは無縁ですし、そういった余裕がスタッフ達の心の余裕にもつながり、無用なトラブルが生じにくい環境となります。

また職員だけではなく、入居者の精神的な安定も、働きやすさに直結します。何かと制限のある介護施設の場合だと、入居者のストレスも溜まりやすく、その矛先が介護士に向くというケースも少なくありません。双方の心の余裕が、良好な関係づくりにも作用するのです！

知識や経験が求められる施設も多いということを知っておこう

高級老人ホームには、入居者にとってメリットが大きく、さらにそれが介護士にとっても働きやすさという利点につながるということを紹介しました。ではデメリットについてはどうでしょうか？

特別大きなマイナス面はあまりないかと思いますが、人によってはデメリットと感じるかもしれないという部分では、高級老人ホームだからこそ、職員にもそれなりの能力が求められる施設も多いという点が挙げられます。

それは知識だったり経験だったり、身だしなみや言葉遣いにいたるまで厳しい基準が求められることもあります。当然、施設によって採用条件や求められる資質は違ってきますので、自分に合った職場を選ぶと良いでしょう！

ただ、やはり入居者としても「高額な入居費用を払っているのだから」という気持ちがあることは忘れてはならない点かと思います。どんな介護施設や老人ホームでも介護のプロとして働くことに変わりはありませんが、”高級”だからこそ求められるものがあることも理解しておく必要があるのも事実です。

まとめ

大阪に多い「高級老人ホーム」は、入居者にもそこで働く人々にもメリットが多く、人気のある施設です。建物や設備が綺麗で、しかも余裕を持って業務に携われる環境というのは、介護士としてもモチベーションを維持しながら働けるのではないでしょうか。

手厚いサービスを提供するために経験者が優遇される場合も多いのですが、もちろん経験が浅くても歓迎される施設もたくさんあります！さらにスキルアップしたい方にとってはベストな環境とも考えられます。

介護士として高みを目指したい、マナー接遇に磨きをかけたいといった場合には、高級老人ホームを転職先の候補として考えてみるのも良いかもしれませんね！