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訪問介護への転職を成功させるポイントをご紹介

2021/07/13

介護

深刻な高齢化が進み、今後介護が必要な人であっても介護施設に入所することが困難になってきます。そこで需要が上がるのが訪問介護。需要が高まれば大阪で新しい職場を探している人にとって、有力な転職先の候補になりますね。

今回は、訪問介護の仕事内容と、訪問介護に転職するために必要なスキル転職を成功させるポイントをご紹介いたします。

訪問介護の仕事内容に含まれること

訪問介護に挑戦しよう!と考えるのであれば、その仕事内容について詳しく知っておくべきです。訪問介護とは、言葉の通り、利用者様の自宅を訪問し、そこで介護をします。その介護内容ですが、大きく分けると生活援助と身体介護になります。

生活援助

利用者様やそのご家族様ができない家事のサポートです。住居の掃除、炊事、洗濯、ゴミ出し、買い物、薬の受け取り代行(ご本人様が処方された処方箋が必要)など、日常的なことばかりです。また、これらの援助に使用する道具、例えば掃除機や調理器具、材料等は利用者様がお持ちのものを使用します。

身体介護

入浴や食事、排泄など直接使用者様の身体に触れて行う介護を指します。介護施設で行うことを、自宅で行うイメージですね。しかし身体介助を行う中でたんの吸引や経管栄養などが必要な場合は資格を取得する必要があり、無資格では決して触ってはいけません

注意すること

介護士が医療行為を行うことは禁止されています。例えば糖尿病のインスリン注射や、医師の診断が必要なレベルの傷の手当が該当します。これは利用者様から頼まれたとしても決して引き受けることができません。しかし、少し擦りむいたので薬を塗って絆創膏を貼る、くらいのことであれば医療行為ではなく、医療的ケアとして認められています。

身体介護の仕事内容でご紹介した「たんの吸引」「経管栄養」医療的ケアに含まれているのですが、特別な資格の取得が必要なものなので、資格を持っていない場合は特に注意しましょう。

また、「家事」と言っても利用者様やそのご家族様の直接の援助にならないことや、日常生活では行われないことも対象外となります。例えば来客の対応や、普段の生活では使用することない物や、部屋の整理など。これらのことは利用者様を助けることではなく、生活を維持するために日常的に行うものでもありませんよね。

訪問介護のお仕事内容に含まれるもの、含まれないもののイメージが少しできたでしょうか?これらのことを理解したら、転職活動を進めて見ましょう!

訪問介護に必要な資格・スキル

大阪で訪問介護の仕事を探そう!転職活動を始めよう!とするとき持っているべきスキルがあります。実は訪問介護、仕事をすること自体には特別な資格は必要ないのですが、その資格がないとできない仕事内容もあるのです。

大切な仕事の一つ、身体介護をするのであれば介護の基本となる資格、介護職員初任者研修を受けましょう。以前は「ヘルパー2級」と呼ばれていた資格に該当しますが、介護職員初任者研修では研修後に試験があります。この研修で学ぶことは介護の仕事に必要な心や体のこと、介護の方法です。難しい試験で受験者を振り落とすようなものではなく、知識量の確認のような、研修を受けた人であれば合格できるようなレベルになっています。もし研修後の試験に合格しなかったとしても、追試が用意されておりそこで合格できるようになっていますので、それほど心配しなくても大丈夫そうですね。

もっと本格的な介護の知識を身につけたいのであれば介護福祉士という資格を目指しましょう。専門の学校に通って受験する方法や、介護の現場で執務経験を積み受験に挑戦する方法があります。現在の自身の状況に合わせて選びましょう。

日常生活を支援する「生活援助」では様々な家事をします。食事の準備をしなければいけない場合は和食も洋食も作れた方が喜ばれます。大阪で訪問介護の仕事に就くのであれば関西風の味付けが好まれる場合が多いでしょう。また、料理は味付けだけでなく健康を維持するために重要な要素になります。栄養バランスをしっかり考える必要もあります。必須ではありませんが管理栄養士の資格を取得しておくと、そのような工夫もしやすくなるでしょう。

訪問介護に転職時 注意したい点

希望を抱いて訪問介護に転職をして見たはいいものの、いざ仕事が始まってみると思っていたものと違った、ということもあり得ます。

そのような事態にならないように注意すべきことは、就職する訪問介護の事務所がどのような環境下を事前に確認して行きましょう。介護職員同士の仲が良く、全体がアットホームな雰囲気の事務所もあれば、それぞれの介護職員がほぼ関わりを持たない事務所もあります。

また、バタバタと忙しそうで明らかに人員不足だと、一人当たりの仕事の量が増えてしまいますから心身共に大きな負担がかかる場合があります。このようなことを事前に確認するためにも、初めから正規の職員を目指すのではなく、まずはパートや登録といった雇用形態で一度働いてみるのもいいですね。

また、そもそも訪問介護に向いていなかった、という方もいらっしゃるようです。身体介護や生活援助を一人でこなしていける体力があるか、利用者様と1対1で関わることが多くなるが、会話を楽しむことができるか。

このようなことに苦痛を感じるようであればお仕事が負担に感じるかもしれません。基本的に職場は利用者様のご自宅で、一人で訪問するケースが多いでしょう。仕事をサポートしてくれる同僚は側にいません。自身が変わる努力をしたり、性格や考え方を変えることができればいいのですが、それが難しいのであれば、まずは同僚と一緒に働くことのできる施設などで経験を積んだ方が良いでしょう。

また、利用者様のご自宅に出向く必要があるため、移動手段についても要注意です。車やバイク、自転車を使うとなると事故のリスクもあります。利用者様のご自宅への行き帰りでしたら労災ですが、帰り道に私用で買い物などに立ち寄った帰りだと労災とは認められません。そのようなリスクも考えておくと良いですね。

大阪で訪問介護の仕事に転職すると、利用者様のご自宅で身体介護と生活援助をすることになります。医療行為は禁じられていますが、食事・掃除・入浴・排泄の介助など仕事内容は多岐に渡ります。

訪問介護に転職するのであれば、介護職員初任者研修介護福祉士等の資格を事前に取得したり、料理や掃除を始めとする家事全般のスキルを磨いておくことをお勧めします。そして、転職に失敗しないために、事前に訪問介護事務所の雰囲気や運営体制、自身の適正、移動中の事故のリスクなどに注意しましょう。