雇用形態別メリット・デメリット
2020/10/19
国による働き方改革の推進や、個人のライフスタイルの多様化により、働き方の選択肢が広がっています。
ここでは代表的な4つの雇用形態のメリット・デメリットを紹介します。どんな働き方が今の自分にフィットするか考えてみましょう。
正社員
長期雇用を前提としており、就業規則が定める所定労働時間で仕事をします。
企業の中では中心的な役割を担います。
新たな働き方として「短時間正社員制度」を導入する企業も増えています。
□メリット
社会保険が完備されており、賞与や交通費を支給する企業が多い。
社会的信用が高く、ローンの審査が通りやすい。
□デメリット
残業命令に応じる必要がある。
人事異動や転勤などが求められるケースことがある。
契約社員(有期労働契約)
期間に定めがある雇用形態です。1回の契約期間は最長3年で、 期間満了により労働契約は自動的に終了しますが、更新も可能です。
契約によってフルタイムで働くこともあれば時短勤務も可能です。
□メリット
契約時に、残業や異動、転勤の有無を選べる。
社会保険が完備され、有給休暇も付与される。
□デメリット
契約期間の定めがあり、契約が更新されない場合がある。
昇給やボーナスはないことが多い。
パート・アルバイト
法律上は一律に「パートタイム労働者」と位置づけられており、1週間の所定労働時間が同じ事業所で働く正社員と比べて短い労働者をいいます。
多くは時給制の契約です。
□メリット
自分の都合に合わせて勤務時間が選べる。
未経験の職種でも採用されやすい。
□デメリット
長期雇用が保証されない。
時給制で収入が安定しない。
派遣
人材派遣会社(派遣元)と労働契約を結び、派遣元が労働者派遣契約を結ぶ企業(派遣先)で働く形態です。
法律で労働者のための細かいルールが定められています。
□メリット
自分の都合に合わせて派遣先を選べる。
就労やキャリアアップについて派遣会社のフォローが受けられる。
派遣会社の福利厚生制度が利用できる。
□デメリット
雇用期間に制限がありずっと同じ職場で働くことができない。
重要な仕事を任されない。
パート・アルバイトに比べて時給は高いが、時期により収入が左右される。