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DREAM INTERVIEW

各界リーダーへの夢インタビュー

若山克彦
株式会社HANALAB 代表取締役
株式会社HANALAB 代表取締役 若山克彦

在宅生活を支える訪問看護をもっと身近な存在に。2028年直営・FC合わせて300事業所目指す

あなたのお仕事について具体的に教えてください。

HANALABという会社の代表を務めています。業務内容は、①訪問看護事業のフランチャイズ、②訪問看護に特化したコンサルティング、③訪問看護に特化した人材研修・教育の3つです。

もともと、直営で訪問看護事業を展開する「はな」という会社があり、私はコンサルタントとしてそこの1号店の立ち上げから関与してきました。その経験をもとに「はな」のメソッドを広く社会に提供していくことを目的にHANALABを立ち上げました。「はな」は現在直営が24拠店、フランチャイズが6拠店です。フランチャイズはこの秋に3店舗増える予定です。

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

2000年に介護ヘルパーの資格を取り、訪問介護やデイサービスの現場で働いてきました。2013年に独立起業して、デイサービスと居宅介護支援事業所の運営を始めると同時に介護コンサルタントとしての活動を始めました。しかし、2018年に力不足で自分の会社を倒産させてしまいました。人生のどん底と言ってもいい時期に、コンサルティング先の1つから「若山さんの会社は無くなってしまったが、これからは1個人として当社をサポートして欲しい」と声がかかりました。それが「はな」でした。1年間はフリーランスとしてコンサルティングに入り、2019年にHANALNBを立ち上げています。

あなたの強みは何ですか?

経営者として会社を一度潰した経験があることでしょう。コンサルティング先に「失敗事例」をたくさん伝えられるだけではなく、事業がうまくいかなくて悩む経営者の気持ちが痛いほどわかります。訪問看護は、開設して当初はなかなか新規の利用者が獲得できないことがほとんどです。この間、経営者も看護師も「このままで大丈夫だろうか」と不安になり、言動・思考がどうしてもネガティブになってしまいます。そうした人たちの気持ちに寄り添った、正確なアドバイスが行えます。

個人的な性格などの面で言えば「いい具合に適当」なことです。何か新たに物事を始めるときでも、100点満点の結果を追求するのではなく「60点・70点でもいいや」と考えます。そう考えることで、スタート前の準備も少なくて済み、結果的にフットワークが軽くなります。また、万が一失敗をしたとしても、リカバリーができないほどに深刻な失敗になるケースがほとんどありません。

あなたの使命とは何ですか?

今後、高齢者の数がどんどん増えていく中で、また国が「病院から在宅へ」の流れを強めていく中で、在宅医療の重要性は増していきます。その中でも訪問看護は、在宅医療と在宅介護サービスをつなぐ柱としての役割があり、在宅生活を送る高齢者や患者にとっては「安心な生活を続けるための鍵」となります。

しかし、訪問看護事業所は、現在年間で1600~1700件ほど新規開業する一方で、その半分ぐらいの数が撤退してしまっており、なかなか増えていきません。この背景には、それまで病院勤務などをしていた看護師が「想い」は強く持って訪問看護をスタートするものの、経営に関する知識やノウハウが十分でないことが多い、という現実があります。そうした看護師を支えることで、全国どこに住んでいても良質な訪問看護事業所にアプローチができる社会の構築を目指していきます。

あなたのこれからの夢を聞かせてください。

まずは、1件でも多くの訪問看護事業所の開設です。「はな」だけで2028年に直営・フランチャイズ合わせて300ヵ所が目標です。また、訪問看護で働きたいという看護師も増やさなくてはいけません。訪問看護師というと、以前はベテラン看護師が多い印象でしたが、最近は若手も増えており、「はな」では看護師の平均年齢は30歳前後です。こうした若い層が憧れ、生きがいを持って働ける訪問看護業界にしていきたいと考えています。

また、介護業界に長く身を置いている立場としては、介護の仕事に対するネガティブなイメージと、それによる慢性的な人材不足を憂慮しています。これについてはコンサルタントとして個々の事業所の経営力を高め、結果としてスタッフの処遇改善につなげていくことで解消に寄与したいと思います。

加えて、私はSNSでの様々な情報発信に力を入れていて、TiktokやInstagramなどで合計1万7000人のフォロワーがいます。これらを含めた様々なツールを使って、介護の面白さ、楽しさなどを伝えていきたいと考えています。

最後に、夢や目標に向かって新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いします。

小さいことでもいいので、まず夢や目標をしっかりと決めましょう。それが決まれば「自分は何をすればいいのか」ということが自然にわかり、具体的な行動を起こしやすくなります。夢や目標に近づくために必要な情報の存在にも気づきやすくなりますし、そうした人の元には自然に情報が集まってくるようになります。

仮に、あなたが「今、夢や目標がない」状態であっても焦る必要はありません。私自身、夢や目標を全く持つことができない時期がありました。多くの人に会ったり、沢山本を読んだりして行く中で、自然に夢や目標は見えてきます。

それでも、もし悩んで苦しくなってしまったら、お気軽にTikTok「わか先生」のLIVE配信や、Instagramの「wakayama katsuhiko」に相談しにきて下さい。

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