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〈ナースの本音〉ICU(集中治療室)で働く看護師の経験談

〜訪問看護師として働くわたしの話〜

〜看護師さんの本音〜 今回はICU勤務から訪問看護の道へと進んだあゆみさんにお話していただきました。


私は地域の基幹病院のICUに勤務していました。

その入口は、窓のない大きな扉があり、その横にはインターホンが付いていて、許可をされないと踏み入れることのできない場所。


その扉を開けると、さらにもう一枚の分厚い扉。何も貼られてない白い壁の長い廊下を歩いていくと、聞こえてくるのは、ピッピッピッという機械の音と仕事をしている看護師の物音。


見えてくるのは、ベッドの上でほとんど動くことない患者とそこに繋がれた無数の管と医療機器。


マスクで表情のわからない忙しそうな看護師。

緊迫した空気感。


ICUのイメージは一言で、「怖い」きっと誰もがそう思うはずです。ICUの看護師のイメージは、『命の番人』という印象でした。


超急性期の治療を終えたら、すぐに一般病棟へ行きます。

患者様はICUにいた時の記憶はないでしょうし、私達ICU看護師も患者様が命を取り留めた後はどういう経過をたどっているのか知ることはありません。


患者様の命に関わることはあっても、心に触れることはありませんでした。心に触れ、寄り添う。そんな看護をしてみたいと思いました。


看護師対患者ではなく、人対人、人生の先輩として敬意をもって関わりたいと思いました。


それが最も叶うのは、医療の場ではなく、患者さんそれぞれの生活の場にあるという思いで、私はICU看護師から訪問看護師の道を歩むことに決めました

訪問看護のイメージは一言で「あたたかい」私はそう思います。

脳梗塞で倒れた要介護5の70代女性。


自宅退院を目指して、4回の転院。なんとか自宅で療養できる状態になり、訪問看護の依頼が来ました。


ハッキリとしない意識で、飲み込みが悪く咳をする力も弱く、痰が多くて毎日吸引が必要な状態でした。


訪問看護の依頼は毎日。

通常は、土曜日.日曜日の訪問は引き受けていません。他の訪問看護ステーションからも、毎日は無理だと断られ続けていると聞いていました。


それでも私は、本人とご家族の可能性を信じて引き受けることにしました。訪問看護を開始後たった3週間で、毎日の訪問は必要なくなりました。


家に帰ると、痰の量が減るんです

何人もそういう方をみてきました。


ご家族もとても熱心で、口腔ケアの手技は上達し、口の中はピカピカになりました。


言葉を発することも出来るようになり、訪問看護にいくと毎回ご本人のはっきりした言葉で「ありがとう」と伝えてくださいます。


きっと、車椅子に乗り、出かけられる日もそう遠くはないでしょう。心に触れ、寄り添う。そんな看護ができる訪問看護が、私は大好きです。


現在も現役で訪問看護のお仕事をされているあゆみさん、お忙しい中お仕事についてのお話をしてくださり本当にありがとうございます。

患者様やご家族様を信じ、懸命に訪問看護を続けるあゆみさんはきっと、患者様、ご家族様の、大きな心の支えになっているのではないでしょうか?

人と人との関わりを大切にし、人生の先輩として敬意を持って関わりたい

そんな思いを持って看護師さんが訪問看護に来てくれると、患者様もとっても心強く、嬉しいと思います。

自身の信念ややりたいことを目指し、現場を変えて挑んでいくあゆみさんの姿勢はとっても素敵ですね。

わたしも現場に満足せず、これからもやりたいこと、すべきことを自分で選び挑んでいきたいと強く感じました!

皆さんは最近何か、自分の力で環境を変えたこと、ありますか?

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